- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906613908
作品紹介・あらすじ
社会主義革命から四十余年。カストロが見た夢と、普通の人々の現実。カリブ海の楽園の光と影をリアルにさらすキューバ最新フォトドキュメンタリー。
感想・レビュー・書評
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楽園なだけではない、という現実を見に、著者は。物資の乏しさ、いい加減な公共交通、インフラの未整備、などなど。ただ、我らは貧しい、しかし幸せだ、という人々も活写。
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日本はなんでもそろっているけど楽園ではない。
キューバはなにもないけど楽園。
国を出て行った人も、最後は戻ってくるらしい。
キレイ海と青い空。
そして、音楽。
他は何もいらないのかも・・・。 -
結構ぶ厚く、写真もたくさんでおもしろい。
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筆者の醒めた目線と、描かれているキューバの人たちのある種の明るさのギャップが面白かったです。不思議な国ですね。
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スペイン語ができるらしい人の3週間の旅。会話があるからやっぱおもしろかった。1回観光でハバナを訪れてるらしいんだけど社会主義の中で人々がどう生きてるのかっていう暮らしを知りたい、対話をしたいってことだった。そういう興味、好奇心が強い人の文章はやっぱおもしろい。観光客にたかるキューバ人、日系2世の話、エリアン君の家にたずねていって老人は警官に秘密で案内してくれた、村で野球をすることになって鳥をしめてもらったこと、ヒッチハイク、亡命した作家の故郷を訪ねていったら抹殺されていたこと、恐ろしくもユーモアのある鉄道の旅などなど。
第一この題名じゃなかったら読みたいとも思わないとおもう。文字が太いのもなかなかよかった。写真が普通。
残念なのは最後のほうまで写真家と一緒に旅してたってのに気づかずに、だから本文とは関係のない写真をつかってるのかって思ってたこと。同一人物が撮ったならもっとよかったと思うんだけど。