都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)

  • 22人登録
  • 5.00評価
    • (2)
    • (0)
    • (0)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
制作 : ジェフ・バーガー  安達眞弓 
  • スペースシャワーネットワーク (2013年9月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (662ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906700974

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)の感想・レビュー・書評

  • 堅苦しいことが苦手だった。今は随分と社会性を帯びてきたと思うが、それでも基本的に協調性はないと思う。

    高校の卒業式、成人式、大学の入学式、卒業式等々、あ、結婚式も、だ。
    避けて通ってきた。
    成人式は共通一次試験とも重なっていたしね。
    まあ試験があっても行かなかっただろうけど。

    高校の修学旅行にも行かなかった。
    Dr.Feelgoodの来日と日程が重なって、修学旅行をパスしたのだ。
    1980年の初秋だったと思う。
    丁度、その頃にSpringsteenの♫Riverがリリースされた。
    それをNHKのFMでAir checkしてカセットに落とし、繰返し聴いた。
    あんまりにも気に入ったので地元にある唯一の輸入盤屋で買った。
    それから♫Born to Runも買った。
    ♫NEBRASKAは年を重ねてから愛聴するようになった。

    大学に入ったものの、何だか恥ずかしくてスプリングスティーンが好きだとは言えなかった。
    ♫Born in The USAが何処ても彼処でも流れていたからかも知れない。
    80年代半ば、つまりバブルが大きく膨らもうとしている頃のことだ。
    レーガンが選挙に用いたこともあったろうし、スプリングスティーンがマッチョなタカ派のように誤解されていたこともあったろう。
    誰も歌詞なんて聴いてはいなかったから、誤解されてしまった。

    おまけにフォローワーが雨後の筍のように現れた。
    ブルー・ジーンズにTシャツでテレキャスを搔き毟るように弾く輩が大勢いた。

    昨日から『都会で聖者になるのはたいへんだ』(Space Shower Books)を読んでいる。
    彼のインタヴュウ集だ。
    タイトルはBowieもカバーした♪It's Hard To Be A Saint In The City。


     俺はなめし顔負けの面の皮、ダイアモンド製のコブラ
     顔色悪くよれよれだけど、超新星並みの破壊力の持ち主
     太陽を眩しげに見上げるマーロンブランドみたいに歩き
     カサノバなみのダンスの名手
     得物携帯、髪はポマード撫でつけ
     皮ジャンの銀鋲はニセだけど、ハーレーダビッドソンなみにピカピカ
     それで街に飛び出せば、街の鼓動は俺のもの

     姉ちゃんたちは「あのこ可愛いジャン」
     ちんばのジジイは「気の毒だと思って5セント恵んでくだせぇ」
     ガキどもは喧嘩売ってくるし

     俺は横町の王様、汚い言葉ならまかしとき 
     貧乏人界の王子様、乞食さえからも巻き上げる
     ヒモとしても超一流、口はたつし、いつでも冷静 
     負けてばっかりのダフ屋専門のばくち打ちでもあります
     冬になればたちまち凍死の危惧を抱き 
     地下からキリストみたいに吹き上がる蒸気が悪魔にさえ見える
     悪魔の手招きには、サツだってお手上げだろう 
     蒸気に向かってダイブすれば、熱々の息吹が俺の首筋にあたる
     地下鉄の賢者どもは死んだみたいに座っている 
     地下鉄がガタゴトガタゴト音を立てても、奴等の瞳は固定不動
     やつらバランスがとれてるつもりだろうが、実際は怖くて動けないだけ 
     暖かいのはありがたいが、このトンネルは暑すぎる
     それで立ち上がり次の駅で降りようとすると、座っていろとみんなして押さ えつけてきやがる
     ムカついて足をバタバタして、ようやく穴から抜け出して街に復帰

     姉ちゃんたちは「あのこ可愛いジャン」 
     ちんばのジジイは「気の毒だと思って5セント恵んでくだせぇ」
     ガキどもは喧嘩売ってくるし…あぁ街で聖者やってんのもしんどいぜ

     あぁ街で聖者やってんのもしんどいぜ

    僕は今も「街の聖者」たろうと悪戦苦闘している
    確かにしんどい。
    杓子定規に進めることなんて全く... 続きを読む

  • スプリングスティーンのインタビューは正直それほど面白くはない、とにかく真面目な「職人」なのでとんでもない発言は期待できないという意味で。
    でも時間を追った編集というスタイルをとった本書を読むと一人の人間の成長が十二分に感じ取れる。それはスプリングスティーンが生きるということに対して誠実であろうと努め続けた結果だと思う。
    若い頃の野心・経済的な苦しさ・猜疑心、中年に至るまでの処世術の習得・責任への途惑い・周囲との認識のズレ、初老の境地に達しての覚悟等々、ここには普遍的な人生がそれこそ地味だが雄弁に表現されている。
    で締めの基調講演、ブルース、やっぱりあなたは最高だ。

全2件中 1 - 2件を表示

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)を本棚に登録しているひと

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)を本棚に「積読」で登録しているひと

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)の作品紹介

貴重なデビュー当時の発言から、ベストセラー作家ニック・ホーンビィによるファン目線での遭遇記、アーケイド・ファイアのウィン・バトラーとの超世代対談、俳優エドワード・ノートンとの対話、そして涙なしには読めない感動的なクラレンス・クレモンズへの弔辞まで。シークレット・トラック:名言集16篇収録。

都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集1973~2012 (SPACE SHOWER BOOks)はこんな本です

ツイートする