ギルガメシュ王の物語 ラピス・ラズリ版

著者 :
  • ぷねうま舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906791019

感想・レビュー・書評

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  • 2017/11/4に『ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)』読了
    そのあと本書の画を担当された司修さんの絵本を読む機会があり、本書を知りました
    ラピス・ラズリ色の版画が美しく童話を読むような趣で、ちくま学芸文庫版とはまた一味違ったギルガメッシュ叙事詩
    物語として読む感じならこちらの方がよいかなと思いました^^*

  • 言わずと知れたギルガメッシュ王の物語。大洪水の話や、死の国への旅、自然との闘いが描かれています。大人から子供まで楽しめる良書だと思います。

  • 世界最古の叙事詩を、独特な迫力を持つ絵を添えて邦訳。巻末に各書板の概要も記されていて読みやすい。叙事詩の類は読み慣れないので苦労したが、なかなかにおもしろかった。人と出会い、変化し、別れ、そしてまた人と出会う。物語や人間の営みの根源的な部分が、書板の時代からこうして描かれているというのも感慨深いものがある。神話学としてきちんと分析して読んだらまた違った楽しみが出るんだろうな。

  • 世界最古の叙事詩で英雄譚をわかりやすく整理した形でまとめたもの。とはいっても原版そのものが不完全な形でしか残ってないので、本文だけではちょっとわかりにくい。そこで、本書の後ろの方に載っている、翻訳者によるあらすじと解説が理解の助けになる。本文を読む前に、まずこちらを読んでから本文に入った方がずっとわかりやすくなります。あと、イシュタルって女神がかなりの悪女。

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著者プロフィール

司 修(つかさ・おさむ)
1936年生まれ。画家、小説家。法政大学名誉教授。
中学卒業後、独学で絵を学び、絵画や版画をはじめ、絵本、書籍の装丁、挿絵など多岐にわたる作品を発表。また小説やエッセイ、脚本など文筆分野での活躍でも知られる。
1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。 1993年 「犬」で 川端康成文学賞、 2006年 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞、2011年『本の魔法』で大佛次郎賞受賞。 2016年イーハトーブ賞受賞。

展覧会
1986 年『司修の世界』(池田20 世紀美術館)
2011 年『司修のえものがたり──絵本原画の世界』(群馬県立近代美術館)

著書
絵本:『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店)
   『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)
   『ぼくはひとりぼっちじゃない』(作・絵 司修、理論社)
小説:『幽霊さん』(ぷねうま舎)
   『戦争と美術』(岩波新書)
   『空白の絵本 ─語り部の少年たち─』(鳥影社)
などがある。

「2024年 『さようなら大江健三郎こんにちは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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