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- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906791248
作品紹介・あらすじ
■ 英文のままに残された、碩学渾身の労作。禅と哲学──不立文字の核心に、
今日の思想と言葉で迫る。
■ 欧米人に向けて、東方仏教思想の根源を語りかけること。その工夫によっ
て、禅の精神が新しい光のもとに立ち上がってくる。概念的思考を嫌い、ひ
たすら生まれたてのリアルな経験の場への突破を目指す実践を、言葉に移し
植えようとする。
■ 東西宗教思想の呼応と交叉を、その最深部で捉える、繊細にしてダイナミ
ックな井筒宗教思想の挑戦。
感想・レビュー・書評
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元々「理」を飛び越えて世界を把握しようとする禅と、世界
を理性で捉えようと企む哲学とを並べて論じようとするのは
無理がありそうな話ではある。しかし禅も人の営みであり、
そこには動き働く心が存在するのだから、何かしらの哲学的
と言っていい動向は存在するはずである。無理問答としか
思えないような公案や、禅における悟りについて、そこで
働いてる哲学をとてもわかりやすく解説しているこの本は、
読んだだけで禅がわかったような気になる危険な書物で
ある(笑)。
もちろん著者の解釈が禅のすべてではないし、取扱説明書を
読んだからといって自転車に乗ることが出来るようには
ならないのは言うまでもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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