- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906866182
感想・レビュー・書評
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異能バトル学園もの。
主人公がちょっと嫌味なくらいハイスペック。だが嫌いではない。
やはりむらさきゆきやとは相性がいい。楽しめそう。
読了。
この物語にはどうやらヒロインが二人いるようだ。
アリスとシャーリー。
ダブルヒロイン性で二人の間にヒロインとしての優劣、序列が存在しない作品と言うのは、実は意外と珍しい。
ハーレムものでも基本的には真ヒロインと呼ぶべき存在はいる。
ダブルヒロイン性で序列が存在しないタイプというと、三角関係を題材にしたものか、双子ヒロインネタくらいじゃなかろうか。
とは言え、それでもヒロインに序列はつくもの。
思いつく限り、ダブルヒロイン性で序列がつかないものは、ぢたま某のキスシスぐらいしか浮かばない。
このアリスとシャーリーも、いずれ序列は出来てくるかもしれない、と後書きには書かれている。
どうなるか、興味深い。
1巻時点では幼馴染であり主人公に好感度MAXなシャーリーこそ正ヒロインという印象はあるが、物語の流れ的にはツンデレ系のアリスこそ正ヒロインという気がしないでもない。
後書きでは第三のヒロインの可能性も上げていて、大変興味深い。
個人的には、序盤で少し登場しただけの氷梨にも期待したい。
アリスとシャーリーのコンビに関しては、往年のダーティーペアを想起させられた。
それぞれのキャラクター性はまったく似ていないが、「トラブルを解決する女性コンビ」「有能だが回りに多大な被害をもたらす」ってところが、なんとなくダーティーペアを思い出させられた。
むらさきゆきやの頭の中に、もしもダーティペアのイメージがあったなら、うれしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示