おかねの幸福論 〜 ベーシックインカム編 〜 (veggy Books)
- キラジェンヌ (2013年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906913206
作品紹介・あらすじ
スイスで導入の是非を問う国民投票が実施へ、「ベーシック・インカム」という制度。それは"経済小国"ニッポンで暮らす人にとって希望の光!これを導入すれば「消費税10%」を防げるかも!?
感想・レビュー・書評
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今まで数多くのベーシックインカムや
お金にまつわる本を読んできましたが
ワズカ127ページに
これほど端的で具体的に分かる内容に出合ったことがありません
現代社会を総合的に理解するためにも
是非とも小・中・高の図書館に置くべきものだと思います
ちなみに今回近隣の図書館を覗きましたが何処にもなく
四日市市から届きました
四日市市の図書館はすごいゾ❢
選択眼がある
特に83ページにあるクリフォードダグラスの言葉として紹介された
人類は何万年も掛けて知識と技術(と意識)の
膨大な蓄積を行ってきた
全ての人間はこの文化的遺産の相続人であるから
その配当を受ける権利があるというくだりが印象的だった
ここに付け加えるならば
《現状ではこの配当分を資本家に搾取されているということである》
また働くことの意味を時の社会的価値観を目的とし
搾取されながら得る対価を飴とムチとすることから
自らの選択で出合う行動を目的に向かう手段とする仕事へと切り替え
矛盾した競争原理から卒業して調和の関係を紡ぎだす行為こそが
働くということであり全ての人の心を幸福にできると確信する
最後の章の漫画も良く描けていると思う
一つ残念なのはオレンジ色の活字が読みにくいことである
この本は是非とも安価で行き渡る文庫本にしたいですね
一部テニヲハで気になる所がありまいた詳細をみるコメント0件をすべて表示