ハイ☆スピード!(KAエスマ文庫) [文庫]

  • 京都アニメーション
3.72
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本棚登録 : 980
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907064068

感想・レビュー・書評

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  • 「水は生きている」

    アニメ『Free!』の原作。
    珍しくはまったアニメ作品だったので読みました。

    小学校の頃から遙・真琴・渚・凛の関係はあまり大きく変わっていないんだなぁとほのぼの。

    ライトノベルというよりも児童文学に近いかもしれません。
    短くて読みやすいし、“for the team”の友情物語。
    アニメは女性向けだったかも知れないけれど、この小説は子ども達が読んでも楽しいかも。

  • アニメ「Free!」の原案小説。ものすごく久々はまったアニメでした。
    アニメの方はほとんど競泳してなかったし(見てるうちに何度「これ何のアニメだっけ…?」と思ったことか。)いろんな意味でこれはスポーツアニメではないなと思ったけど、小説の方はちゃんとスポーツ小説でした。
    リレーシーンの高揚感がすごかった。青くて、さわやかで、まぶしい。
    アニメだけ見ていると遙は何を考えてるのかよく分からない不思議キャラだったけど、小説の小学6年生の遙は思春期特有の鬱屈を内に抱えてもやもやしたり、人間らしい部分が見られてちょっと意外でした。何がどうなって水を見たら服を脱ぎ出す性癖の持ち主になってしまったのか。
    真琴のトラウマのこととか、アニメではあまり語られていなかった部分が補完できてよかったです。これを読んでおくとアニメが倍楽しめると思います。まこちゃんハの字眉かわいいよ…
    「ハの字眉を上げて」とか「くりくりした瞳が」とか同じ描写が何度も出てくるのが若干気になりました。

  • アニメ「Free!」が好きな方にはオススメ。
    アニメの補足に。
    凛ちゃん、昔は純粋で可愛かったのねw。

  • 成長途中の男の子のモヤモヤした部分とか、あさのあつこさんの「バッテリー」を思い浮かべたけれど、こっちは最後にすっきりさっぱり終わってサッパリした。むしろアニメの方がモヤっと感が残ったな(それは違うお話w)

    水と男子の成長過程と表紙の青いイメージそのまま、文章も青かったww

  • ラノベかとおもいきや、普通の児童文学。小学校の図書室においてあってもおかしくないと思いました。
    スイミングクラブに通っている子が読んだら喜びそうです。
    やや読みにくい部分もありましたが、新人作家さんのようなので今後に期待したいです。

    それよりも、編集が校正・添削にあまり時間をかけていないのではないかという感想を持ちました。
    言葉の誤用や誤植が見受けられましたので……。

  • アニメの補足的な話かと思ったら渚と凛の初対面などなど違う部分もちらほら。
    まこちゃん推しの私から見ると、常に気にかけているハルがまこちゃんに対して冷たい態度をとるのが寂しい・・・
    試合のラストのシーンを読みながら、Free!の最後の試合シーンでもBGMにOPを流しながら同じ演出がありそうだなと考えてしまった(笑)
    それよりも小学生の頃は「ぼく」だったまこちゃんの一人称がどこで「オレ」になったのか気になるんですけど・・・

  • アニメFree!が面白かったので読み始めた。登場人物たちの心の動きの描写がやや稚拙か?と個人的に思ってしまったのは私が力を入れて読んでなかったせいか。
    アニメではよく分からなかった遥、真琴、渚、凛の詳しい性質のようなものが見られて楽しかった。アニメではクールでマイペースな印象だった遥が実は自分より早く泳げる凛に嫉妬したり、苛立ったりするような熱く烈しい面も持ち合わせていたり、渚が誰より真っ直ぐで自分を偽らない子だったり、凛が泣き虫でロマンチストだったり、真琴に何か得体の知れないものを感じたり。
    アニメでの凛が遥に負けるシーンでどうして凛があれほどショックを受けたのか疑問だったけど、この過去があったことを知れば納得。ハイスピードで描かれた過去が、Free!の4人に繋がってるんだなぁ。原案表記だったからどこまで設定が一緒なのかと思ってたけど、時系列が一直線上に繋がっている印象。これはFree!が好きな人は読んだ方がいいかなと。
    遥と渚の会話がそのままアニメでは玲と渚の会話になっているところは「おっ!」と思った。そういう所もちゃんと考えて取り入れているんだなーと思うと、もう一度アニメを見直したくなる。

  • TVアニメFree!の4人の小学生時代のエピソード。

    小学生だからこその表情なんかもあって、
    真っ直ぐに取り組む姿はキラキラしているものがある。
    微笑ましさと共に、
    やりきれない少し苦いエピソード、
    登場人物たちの隠れた一面も見えて、
    彼らへの愛情が深まる感じ。

    これを読んだら、Freeがますます好きになりました。

  • Free!を見てドハマりしたので、原案小説も購入。

    Free!をより楽しみたいなら、読むのをオススメ。

    まだアニメだと明らかになってない、スイミングクラブに飾ってあった遙や凛たちが写ってたのとは別の写真のこととか、なんで凛がメド継にこだわってたり、オリンピックの選手になりたがってたのかが分かってすっきりした。

  • Free!の原案があると聞いて購入。
    アニメの1話を見て、あの4人には昔何かがあったのだろうなと思っていたが、これを読んで分かった。

    遥は小さいときからあんな感じだったのか。
    なんてクールな子なの(笑)
    真琴が、遥が溺れたときに震えてたのって、やっぱり遥に依存してるからだよね。
    遥がいなくなったら真琴発狂しそうだよな。抜け殻になって廃人と化しそうだな。

    リレーの話はもう感動した!
    アニメの回想で凛が言ってた言葉がリンクしたときはもう感慨深いもんがあった。
    遥に見せたんだな景色を。真琴にも、渚にも、そして、凛自身も。
    遥はあのリレーで水泳も人間的にも成長したね大きく。
    真琴も渚も凛も、みんなが成長したリレーだった。
    特に、凛はお父さんの話もみんなにしたから余計に。
    なんだかんだ最後の最後で最高の本当のチームになれててうるっときた。

    あとは、凛が何故あんな感じになったのかが気になるけど、それはアニメで見ることにしよう。

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