心の壁の壊し方―「できない」が「できる」に変わる3つのルール[DVD付]
- きずな出版 (2013年8月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907072070
作品紹介・あらすじ
モチベーションアップはもちろん、職場の研修や、コミュニティー活動、チーム活性化など、いろんな機会に活用できる気づきが満載!!
感想・レビュー・書評
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各人が持っている可能性を引き出し、飛躍していく為のヒントがたくさん詰まった本。特に、なぜ変わりたいと思ってるのに、なかなか変われないのかの心の仕組みの解説は、かなりわかりやすく、ためになりました!
以下参考になった点、引用、自己解釈含む。
・意識には、自分でコントロールができる「顕在意識」と、無意識でコントロールが出来ない「潜在意識」の2つがある。ウエイトでいうと「顕在意識は3%」「潜在意識は97%」ものウエイトを占めるといわれている。
・そもそも潜在意識はどうやって出来上がるか。日々のセルフイメージの積み重ねにより、自分はどういう人間であるかが創り上げられている。そしてこの作られた自分像の中にいると、人は安全安心を感じる。これを「コンフォートゾーン」と言う。
・このコンフォートゾーンから外れた環境になると、人は潜在意識のレベルで「違和感」を覚えて、元の安全安心を感じられる自分像に戻そうとする。これを現状維持キープ機能と言う。例えば、体温が上がりすぎたら下げたりするなどが顕著な例。生命を維持する為の細胞レベルにしみ込んだ物凄く強い機能。
・このコンフォートゾーンを維持しようとする機能があるから、3%の顕在式で「変わるぞ!」と思っても、残りの97%の潜在意識によりその変化を潰されてしまう。
・ではどうすればよいか。「顕在意識」で無理に変えようとするのではなく、「セルフイメージ」を高めることで、「潜在意識」が持っている現状のコンフォートゾーンそのものを徐々に変えていくことが必要。
・ゆでガエルの話がある。熱い湯にカエルを入れたら、熱くて飛び出すが、水の状態でカエルを入れ、徐々に湯を沸かすと、熱さの変化に気づかずに、ゆであがってしまう。この逆を、潜在意識に仕掛ければ良い。突然変化するから、びっくりして変化を拒むのであり、徐々に温めていけば、潜在意識を茹で上げることが出来る。
・セルフイメージを高める為の、手っ取り早く、もっとも有効な手段は、良いメンターを見つけ、メンターのそばにいること。人は、影響力の強い人の影響を受け、それが徐々に自分のセルフイメージの変化を引き起こす。
・メンタルキラーから遠ざかること。メンタルキラーとは、貴方のことを思っているといいながら、あなたがなりたい姿に反対をしてしまう人のこと。例えば親は、安定こそが幸せという概念の中で、子供の挑戦心を潰してしまうことがある。これは顕著な例。
・発する言葉を+にするよう意識する。発する言葉の中にも、口に出す言葉と頭の中で思い浮かべる言葉があるが、頭の中で想い浮かべる言葉の方が圧倒的に多い。この頭に浮かべる言葉は、1日に5~6万語にも達するといわれている。口に出す言葉は意識しても、この頭に浮かぶ言葉が毒されていると、セルフイメージはダダ下がり。頭の中の言葉をプラスに持っていく意識が大事。
・いい発想する人が良い言葉を紡げるのではなく、いい言葉によっていい発想が引き出されると考える。だからこそ、いい言葉を見て聞いて覚えて、口に出すことを習慣づける。
・会議の名称を「未来会議」としてみる。未来の話をする会議と位置付けるだけで、会議の内容が明るいものになる。
・おまえならできるよ。この一言を言い続けることで、人生は本当に変わる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう一度これでワークしてみたい
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自分を変えるための第一歩として重要なのは、自分に「ゆでガエル現象」を起こすことなのだと思った。
脳には「顕在意識」と「潜在意識」がある。私たちの意思が存在する顕在意識が脳に占める割合は、わずか3%。そして残りの97%を占める潜在意識は、私たちを常に一定の状態に保とうとするキープ機能を発動させるのである。だからなかなか、私たちは自分の範疇を出てチャレンジすることができない。
でも、自分を置く環境を変え、見聞きするものや習慣がゆっくりと変わっていけば、自分を新たにするハードルは下がる。
この本では、その方法として「自分の憧れのモデルを見つけて、その人の影響を受けること」と書いてあった。
私には、ロールモデルと思えるような人はまだ見つかっていない。でも最近、友達と本を共有したり、色んな人を紹介してもらい、世界は少しずつ開かれていっている気がする。今はその行動をひとつひとつ積み上げることを大切にしていきたい、と思った。 -
思考のクセをどうはずすか?そもそもできないとは誰が決めたのか?心の中の判断は、誰かが作り上げたもの。確かに分かりやすく、腹落ちしやすい。
何度も読んでも面白い。まだまだこれから変われるかなーと自分を勇気づけられる作品 -
本書は、「できない」と思い込んでいる心の壁を壊して「できる」自分へ変わる3つのルールをキーワードとして書かれており、サブタイトルにもなっております。
『幼い頃、誰もがヒーローアニメやシンデレラストーリーに憧れてキラキラした夢を見るが
大人になり大きな夢を描くほど「無理だよ」と周囲の心ない言葉に打ちのめされ、自分の殻の中に戻ってしまう。』
こちらの書き出しは、誰もが人生の中で1度は感じることではないでしょうか。
私も起業を考え、メンターを決めて学ぶ時に、周囲からの視線や言葉による心の壁が胸中にありました。
ですが、この心の壁は次の3つのルールによって壊すことができると永松氏は仰っています。
『影響を受けること』
『言葉の環境を変えること』
『仲間をつくること』
影響を受けることの例として、本書では”飛べない鳥の物語”というストーリーがあります。
過去のトラウマから飛ぶことができなくなった主人公のピー助が、一羽の鳥との出会いをきっかけに、また空を飛べるようになるという物語が書かれています。
その中で、あなたの人生を変える5人の影響者たちを挙げています。
また、言葉がもつ大きな力のことを”オーリング”、同じ価値観を持った仲間をつくる大切さを、”友人に本を配る”といった例を挙げて紹介されています。
実はこの3つの要素ですが、私がメンターから教わっていることと同じであると気が付きました。
自分の大きな夢をを達成するため、あるいは再び輝かしい未来を思い描くためには、まず自分の心の壁を壊すことからスタートすると、何歳からでも変われる自分になれるのかもしれません。
私も経営者として活動している今でも、新しいチャレンジに踏み出すときには、心の壁に衝突することがあります。
そのような時は本書に書かれていることを思い出し、毎日心の壁を壊し続け、前に進んでいきます。 -
温かく自分の思いと自信を後押ししてくれる本。
心の壁は自分が作った幻で、セルフイメージ(潜在意識)を少しずつ変えることで、誰にでも壊すことができる、と言うメッセージが心強い。
最後まで読み切った瞬間、色んな人への感謝を感じ、すごく心が温かくなりました。
それは永松さんが「感謝」をとても大事にされているからだな、と強く思います。
ピー助の話など例え話が多く、もの凄く噛み砕かれていて、大事なことは3つのテーマにまとめていて、かなり分かりやすかったです。
最後に「自分の大切にしてある人」「10年後の自分」に向けてイメージする体験が、素敵でした。 -
できないと思ってしまったらできなくなってしまう。できると思えば人はできるようになる!
そんなメッセージの詰まったとても良い本でした。
心の壁は自分が作り出している幻である! -
『心の壁の壊し方―「できない」が「できる」に変わる3つのルール』を読んだ。
「できない」を「できる」に変えるという観点で見たときに、
本書は重要な点が本当によくまとまっている。
「明日メジャーリーガーになりたい」といったような技術的に難しいことは、本書を読んだからといって難しいが、
身の回りのなぜかできない事柄は、「心の壁」からくることが多い。
なので本書を読んで心の壁の壊し方を学べば、人生がよくなることはかなりあり得る話である。
各章のまとめがシンプルにまとまっていてわかりやすいので、
途中でメモするために立ち止まる必要がないのも本書の魅力の一つだ。
文章に読ませる力があるのでぐいぐい読んでしまうが、それをまとめたり、後で読み直した時にいちいち探さなくてよいのはかなり親切。
何度も読み返して確実に下意識まで叩き込みたい1冊。
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内容。
あなたが変わろうとしても変われないとしたら
その原因はセルフイメージが低いことか、潜在意識が邪魔をしている可能性が高い。
セルフイメージを高くして、潜在意識に仕事をさせよう。
そうすれば3日坊主、自信のなさは克服できる。
では、セルフイメージを変えるために
具体的にどうすればよいのか。
その答えは、以下の3つだ
1.影響を受けること
2.言葉をよくすること
3.仲間を作ること
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1.影響を受けること。
師匠を決めて、よい影響を受けよう。
あなたの人生を変えるためには以下の5人の仲間とパーティを組む必要がある。
①モデル
②シードマン
③空母
④指導者
⑤客観的アドバイザー
それぞれの役割は以下の通りである。
①モデル
自分がそうなりたいと思うロールモデル。師匠。
②シードマン
あなたを新しい場所に連れて行ってくれたり、師匠に紹介してくれたりといったきっかけをくれる人。
③空母
自分を無条件に受け入れてくれる人。羽を休める場所があるからこそ、強気のチャレンジができる。
④指導者
具体的な手段を教えてくれる人。その道である程度の結果を出している人が好い。
⑤客観的アドバイザー
あなたが世の道からずれ始めたときに、それを指摘してくれる人。
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もし、一人で5つの役割をすべて担えるような人と出会い、その人と仲良くなって近くにいることができればあなたは成功したも同然だ!
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2.言葉を変える
「人はたいてい自分の思っている通りの人生を自ら体現することになる」
ネガティブな発想を口にすれば、不幸を体現する確率があがり
ポジティブな発想を口にすれば、幸運を体現する確率が上がる。
なのでなるべく悪口とか言わず、感謝の言葉とか言うようにしよう。
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3.仲間を作る
「何があっても自分の味方になってくれる親友を3人作る」ことが目標。
一人でめげそうなときに仲間がいることは大切。
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雑学
・オーリングの話
親指と人差し指をO形につないで、「ありがとう」10回唱えると他人には指で作った円を壊せなくなる。
一方で「むかつく」を10回唱えた場合はすぐとれる。
⇒実際屋てみたら確かにその傾向があって、「むかつく」で力が抜けやすいらしい。
・ゆでガエルの法則
カエルを熱湯に入れたら飛び上がってすぐに脱出するが、初め水にいれて徐々に熱していったところ、茹で上がるまで出ようとしない。
⇒緩慢な環境の変化には対応できない。
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◆最後に
簡単に言うと、できないことができるようになるためには、今までの自分の見方やセルフイメージを変える必要がある。
そのためには未知の場所に出たり、今までやらなかったことをする必要があるが、一人でやるのはつらいし難しい。
だから師匠についてやり方を見たり、ともにチャレンジする仲間を作るとうまくいく。
そんな話。
本書はよりよく変えていこうという思いはあるけどどうもうまくいかないという人に特にオススメ。
ちなみに本書の中に「飛べない鳥が飛ぶ話」があって、最初読んだときは何とも思わなかったが、今回読んだときかなり面白かった。人にはタイミングがあるということを学びました。 -
一番大切なのは環境!
なりたい自分、やりたいことがあるなら、それらを実現しているメンター的存在に触れる機会を持つしかない。
あとは、良い勘違いをすること、セルフイメージを高める意識を持つこと、これらを普段から意識する。