福島第一原発観光地化計画 思想地図β vol.4-2

  • ゲンロン
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907188023

感想・レビュー・書評

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  • 福島第一原発事故を風化させてはならないというはっきりとした意図を感じた。私も原発は訪れて見たいと思うし、観光地化されたならば一度は足を運びたい。お客さんという立場からすれば、かなり面白い「パンフレット」だと思った。ただし、計画を全て実現させるのは不可能であろう。また、一人のサッカーファンとしてJヴィレッジはあくまでサッカーをメインとして復旧させたい。個別具体的な計画には反対のものがあるが、理念的には概ね賛成である。(非常に生産性のない意見ではあるが…)

  • 前回のチェルノブイリ本が「チェルノブイリに行って来ました」メインだったのに対して、「福島行って来ました」「福島こうしましょう」と焦点がばらけちゃったかも。井出さんとか一つ一つの記事はおもしろいけどトータルとしてどうだろう?という。まぁ仕方ないっちゃないんだけど。

  • 賛否両論、福島第一原発観光地化計画のいわば叩き台。計画に対して懐疑的な人との対談や、現地のレポートも含めた内容。以後、本計画を批判するのであれば、簡単にでも、この本に目を通してほしい。
    発起人の東もあとがきの中で認めるように、現実と夢想が混ざり合った状態の計画かもしれないが、まだ見えない状態のもの対して、こうしたい、という形を考えて、調べて、議論して、まとめて、提示しているだけでも充分賞賛に値すると思う。
    あとがきの文学、哲学に対する意志は、程度の違いこそあれ、少しでもそれに触れたことのあるつもりの自分としては、よく言ってくれたと思う。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

「2023年 『ゲンロン15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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