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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907239022
作品紹介・あらすじ
我われは、村上春樹が言うところの「安酒の酔い」――安易な排外的ナショナリズム――に飲まれているのだろうか?
在日コリアンなどに対するヘイトスピーチが社会問題化するなか、旧ユーゴの民族紛争を取材してきたジャーナリスト、日本での民族対立を予言するかのような作品を作った映画監督、そして日中韓のネット右翼を取材するフリーライターの3人が、その深層に迫る。
感想・レビュー・書評
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2012年はとかく「右翼」「左翼」という単語がネット上で踊っていたと感じてました。そんなイメージに何らかの輪郭を与えてくれそうな期待を持って読みました。
この本は自分ではどうしようもない出自に対して中傷するのは右左関係なくアカンやろ、というスタンスから編集されていると感じて、その点にとても共感できました。
そして例えばレイシズムに人々を駆り立てる源について、三者の視点から多角的に描き出そうという意図が感じられました。私にはその狙いは上手くいっていると思われました。
人はもう少し謙虚に歴史に学ぶべきだと改めて感じました。2014年の、そしてその先の日本を冷静に捉えるきっかけの一冊になるのではないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木村元彦・園子温・安田浩一3氏の、それぞれの経験・取材・立場から、イメージだけで、なかなかその実態が報道されない在特会の実態や、あわせて、旧ユーゴ、中国や韓国のいわゆるナショナリストの真実の一面を知ることができる。
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