このカテゴリの日記が続くね。でもこれはちょっと書いておきたかったことだから。
この本は「ころから」ってところから出てる本。わたしはこの本を図書館で借りて読んだ。と言っても割と出たばかりの本なので、読みたい人がたくさんいたみたいで、予約してたんだけど。で、順番が回ってきて借りられたわけ。
それがちょうど安保法案の採決への動きが激しくなってきたときだった。借りられる期間は2週間あるのだが、他の本の兼ね合いとか、家を出てて本が読めなかったりして、この本の大部分を読んだのは、ちょうど横浜であった地方公聴会が終わった日(9月17日)だった。そして翌々日未明に法案は可決されてしまった。
この本は1945年(終戦時)に若者だった人たちからの戦争に対する証言、その証言を読んだ今現在の若者が、1945年当時の若者だった人たちへの返事、という構成で成り立っている。確か全員で15人だったか(それに対する返事も15人)。証言者はいろいろな人たちだ。東京大空襲で家族を失った人、中国で何をやったかを話す人、広島の被爆者で顔がケロイド状態になって長く家から出られなかった人、フィリピンに行って飢えに苦しんだ人、731部隊に所属していた人、長崎で被爆者の看護をした人、沖縄の離島から離島に強制移住させられた人など。一般に言われる被害者もいるし加害者もいる。
わたしは「この法案では日常に巻き込まれるほどの戦争はそう簡単には起きないだろう」、そう思ってたんだけど、
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