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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907276492
感想・レビュー・書評
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読んでいて何度もグッときました。なぜなら橋口監督は本当に、人間の、弱くて、ちぃーさな部分に、気づくというか、そっと寄り添う姿勢があるのが感じられたからです。それは映画作品にもそのまま、あらわれていると思います。1ミリ1グラムでも前を向く気持ち、生きる気持ち、もらえる本、そして作品です。
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恋人たち、見たくなった。橋口監督のハッシュ好き。
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「恋人たち」「ぐるりのこと。」を撮った橋口監督のエッセイ。どちらも暗くて、観ていると辛くなる場面も多いが、心に触れてくる。「好きな映画は?」なんて飲み会でいい加減に聞かれた時には絶対に名前を挙げたくないけど、自分のことをもっと知って欲しい時、相手のことをもっと知りたい時に「好きな映画は?」と聞かれたら、真っ先に話したくなるような、そんな映画だ。
元々はネットで公開されていたエッセイとのことで、カジュアルな文体で日常のあれこれが綴られている。「恋人たち」の主人公・篤や「ぐるりのこと。」の主人公・カナオに橋口監督自身が投影されていることがよく分かった。きっとご本人も誠実で、朴訥で、優しさの中に芯のある方なのだろうと思う。素敵な方だ。文中で名前が上がっていた他の作品も見たくなった。
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