- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907474010
作品紹介・あらすじ
金色のたてがみを持つ金ライオンは、一国の王になりたかった。
自分こそが王にふさわしいと思っていた。
ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが
「次の王様候補」と噂に聞く。
ある日、金のライオンはとんでもないことを始めた-―。
登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
感想・レビュー・書評
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金のライオン、銀のライオン
噂話、SNSの悪。
昔話のようで、現代の話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
考えさせられる内容ではある。悪意なき第三者が一番怖い。
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6-2 2024/03/13
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絵が綺麗。
こういう内容だとは知らなかった。
幼児向けではない。
中学生以上かな。
意外にも内容は現代のネット社会に対する示唆を含んでいて、もちろん良かった。
私はリツイートだ拡散だのには無縁の生活を送っていて、そういうものを見ることもないのだが。 -
噂話は怖い。醜聞で意外性のある噂話は人々の心を掴み、人から人へ伝わっていく。それが真っ赤な嘘でも。
動物たちしか登場しないけれど、人の世を映している。
金のライオンは王様になりたかった。しかし、金のライオンは、銀のライオンを推す声を聞いて銀のライオンの悪い噂を流す。人々はそれを信じて銀のライオンは悪いやつだと噂し金のライオンが王様になるのだが。
今も世界では独裁者がいる。戦争もある。フェイクニュースが見分け何つかないくらい巧妙に作られている。私たちになす術はあるのだろうか。
2月23日の朝日新聞によると、能登半島地震で「中国人がマイクロバスで来て窃盗を働いている」とのデマがSNSで拡散されたという。
安易に情報を拡散しないことだ。「だしいりたまご」思い出しましょう。 -
メディアで世の中が操作されてる現代の、忠告本と感じた。この本を読むと、飛び交った情報を信じるか信じないかを決めるのは、いつだって自分であることが分かる。
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中・高生によいかも。自分で真実を見極める力を、のメッセージ。選挙とか、ネットリテラシーとか。