- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907725754
作品紹介・あらすじ
自分を知る+工夫する=自立への近道。労働生活+衣食住の管理の知恵が満載!自閉っ子の経済的自立を応援する一冊。
感想・レビュー・書評
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ご飯粒が鼻に入るのは、普通じゃ無かったのか!味噌汁の実を食べるときに、口から汁が垂れてしまうのも、普通じゃないのかなぁ。空気もいっぱい飲むから、ゲップやおならが多いし。とりあえず、ニキさんみたいにフォーク使ったら垂れるのは回避できた。 寝返りがマニュアルなの、わかる。友人に「微動だにしないから死んでるかと思った」と言われる。起きたら汗びっしょりで腰が痛い。寝苦しくなると目を覚ますので、体勢を変えてまた寝る。 コップの重さが変わると、飲み物浴びやすいよね。あと、グラスだと中身がすぐ見えるから浴びにくいよね。
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ニキさんの本を読んでいると、
人の身体も感覚も程度問題なのだと思う。
多数決で決まっている世の中でどう上手く対応していくか、
それは障害のあるなしにかかわらず誰しも関係のあること。
誰もが自分の身体のことしかわからない。
感じ方見え方が他の人と同じである確証はない。
不便であることすら、自分の体験で比較をしなければ見えてこない。
感覚を分かりやすい比喩で言葉にすることのできるニキさんによって
専門家も気付いていなかった様々なヒントが見えてくる。
固有受容覚がちゃんと働かないと、自分という意識を持ちにくくなる、なんて
言われてみればそうか!と納得。
身体と頭とココロは繋がっていて、
その人の繋がり具合でそれぞれの個性が出来上がっている。
相手の反応が表面から見えにくい分、
自分の理屈・感覚を他者に押し付けてしまうことも多い。
自閉症スペクトラムの人だけでなく、
多かれ少なかれ日常の不具合は誰しも持っているもの。
想像力と気付きって難しいけど必要なこと。 -
自閉症スペクトラム障害の身体・感覚面におけるハンディキャップが分かりやすく書かれている。発達障害当事者とその周辺の人だけではなく、臨床医学に携わる人達にも役立つ本ではないかと思う。
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≪図書館≫P123
定型発達の者からは、想像できない身体感覚だ。
そういった身体感覚を持っている人たちがいる。
と、いうことを、少し知ることができた。 -
OT領域からのアプローチだから、違った発見があってよいです。
ニキさんの、自分の特性をよく知った上で、生活の工夫をして、それを発信しているそのバラエティが、すごいです。 -
対談形式で書かれています
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発達障害者特有の「身体感覚」について書かれた本です。
ウチの子は感覚の問題が大きいのに、感覚に関して書かれた本が少なくて困っていました。ニキさんの感覚の感じ方には我が子の感じ方と共通するものがあるように思いました。