- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908059124
感想・レビュー・書評
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猫好きの方はぜひ読んで!
自分が人間だと思っていたロシアンブルーのヨシオが恋人と思っている沙織のアパートから青目川に落ち、たどり付いた「ねこすて橋」。
橋に集まるたくさんの猫に出会い、自分は猫であることを知る。
キイロという雌猫の飼い主が、「ゴッホ」といわれる画家。
ヒマワリの絵を残して死んでしまう。
沙織や「ゴッホ」やヨシオの名の付く男たち、さまざまな人間模様に猫たちが加わって、面白いストーリーになっている。
「ゴッホ」のセリフが
「猫は描くものではない、抱くものだ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うちの猫も人間の言葉を理解し、いろんな思いを抱いているのかなぁと、読み終わるとつい猫に話しかけてしまいます。
猫達の愛する人への想いが描かれていますが、その反面、人間の身勝手さ汚れた心…人間の小ささも感じます。
読んでいるともっと猫が愛おしくなるそんなお話でした。 -
なんかこう、ね、すごく良い。
ルノワールのその絵から生まれた物語なのかな?
装丁も素敵だニャン。 -
心がぽかぽかしました。ぽかぽか薬をありがとう。
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猫を飼っている方には、特に読んで欲しい本です。
短編集だけど、すべてのお話が繋がっていて、最後はとてもスッキリしました。 -
綺麗な装丁に惹かれて。
出てくるひとたち、ねこたち、みんな幸せに生きて欲しいと切に願う。
そんな優しいきもちになる物語。
ゴッホのことはとても残念だ。
ルノワールとセンの会話に出てくる言葉がとても胸に残る。
悪意は幼くてつまらないもの。
柵は豊かさでもある。
柵とは関係だから。
このひとの作品を読み始めてか一層ねこが愛しくなった気がする。
小梅さんも長生きしてください。
きみに幸あれ。 -
家の近所の公園でも、夜になるとネコの集会があった。
ねこすて橋の集会ほど規模は大きくないが、葉で覆われたパーゴラの下に集まる彼らの姿は、ちょっと神秘的だった。
NPO団体の保護活動が盛んになって、今となっては見る事も無くなってしまったけれど・・・。
あの時のネコ達も、こんな風に話していたのかしら?
私が飼っていた猫も、こんな風に私を思ってくれていたのかしら?
読んでいて、心がほっこりするような、切ないような。
ネコと人との繋がりを、こんなに素敵に表現している作品に出会えて嬉しいです♪ -
2016.1.20 読了
この作家さん ほんまに好き~!!
この雰囲気!
ある猫と その猫に関わる人間の話。
短編集ですが、ビミョーにリンクしています。
ラスト6ページくらいから 涙が止まらなかった。 -
猫好きにはたまらない。抱かせてくれる猫なんて身近にいないからこのタイトルを言える人がうらやましい。猫の集会が気になる。
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2015/08/31 読了
我が家の猫たちも、自分のことを愛してくれているんだろうなぁと思うと幸せな気持ちで読むことができた。
なんとなく明るい未来を想像する。じんわり泣いた。