酒井若菜と8人の男たち

著者 :
  • キノブックス
4.09
  • (19)
  • (16)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 207
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059322

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 8人の男たちとの関係そのものを主なテーマとした対談集。
    やさしさと、つよさがたくさんつまっている。
    もっと酒井若菜を好きになる一冊。

  • 友人から借りた本。
    彼女から酒井さんのブログもメルマガも教わって、素晴らしい書き手さんだと知った。
    今回は対談本ゆえ、彼女らしい透明感に溢れた文章が並んでいるわけではない。
    が、対談後に添えられた数ページずつの文が、対談を先に読むことによって、一層彼女らしい見方や捉え方が浮き彫りになるようで。

    かなりのボリュームだし、内容も濃いので、速読派の自分ですら、少しずつしか読み進めることができなかった。
    一回読み終わったところで、ちょっと脱力している。
    今、二回目に進む元気を集めているところ。

  • 情報量満載でなかなか読み終わらず3か月ほどかけてようやく読了。随所に女性らしさを感じさせる細やかな表現が。若干内輪ネタ的な部分も否めないが読み手を置いてけぼりにするほどでもなく。次作がもしあるなら初めて会う人たちとの対談集なんて言うのも緊張感があって良いのではないかしらん。

  • タイトル通り、8人の男性との対談と
    その人にまつわるエッセイ。
    編集も本人が手掛けたらしく
    なだらかにはせずあえて凸凹を残したような文体で
    良くも悪くもサラリとは読み進めさせない。

    ブログも遡って少し読んでみたが
    それをまとめた本も読んでみたくなった。

    【図書館・初読・6月15日読了】

  • 簡単にレビューが書けない。
    酒井さんがあそこまで言葉を大切にしてる、と分かったから尚更。見られる訳ではないはずなのに、なんだか緊張なのだ。それが敬意なような気もしている。

    ブログも拝見した事なかったし、休業の事も知らなかった。ただ、最近はエッセイが好きなのでミーハー心で読んでみたかった。対談相手に好きな方が多かったのも魅力的だった。
    そうしたら、予想外の分厚さに、まず驚いた。
    ご自身も仰るとおり、タレント本にありがちなもっと読みたい!とならない圧倒的な分量。
    酒井さんとの関係もあるから出てきたお話もたくさんあり、今まで知らなかった側面を知る事ができた。
    岡村さんとの対談は深かった。
    日村さんの太陽な魅力がとても印象的だった。

    正直いって、この熱量は面倒くさい女の匂いもする。ちょっと自分と重なる長文。。
    でも、だからこそ築けた魅力的な男達との関係、そして濃い対談。そして、何かを乗り越えたからこその大きな器。
    ブログも拝見したら結構哲学的な長文が多かったのに、エッセイの文章は的確に削られていて、上手だなと思い、酒井さんの事をもっと知りたくなった。
    酒井さんと素敵な男達の事をもっと知りたいから、また読みたい。

  • あの時の言葉や将来への約束が今の自分を救ってくれている。
    その言葉の中には自分が人のために言った言葉も含まれている。
    酒井若菜の言葉は耳なじみが良く、言い回しがとても好き。
    切ない笑いの言葉で埋めることのできない闇でだからこそ共感できたり、
    自分の存在を叫んで認めてくれたり、
    ネガティブな過去にも自分を救ってくれる部分があったり、
    本人が否定したい部分でも誰かの希望になったりする。
    未来の約束ほど不安なものはない。
    だけど約束があるから「いつか」を見て生きていける気がする。
    岡村隆史の章は何度も泣いてしまった。
    努力が自分を追いつめたとしても、奇跡を起こして勝ち続ける。

  • 薄っぺらい内容なのだろうなあなんて思っていたが、読み出したら鼻血が止まらなくなるぐらいに濃い内容。出てきた人の優しさが伝わり人間っていいなあってなった。

全20件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

酒井若菜(さかい・わかな)
女優、作家。
96年デビュー。ドラマ『木更津キャッツアイ』や『シングルマザーズ』、映画『恋の門』『遺体 明日への十日間』など
数多くの作品に出演し、最近の出演作にはNHK『透明なゆりかご』などがある。
08年には初の著書となる小説『こぼれる』、12年にはエッセイ集『心がおぼつかない夜に』を発売。
16年には対談+エッセイ集『酒井若菜と8人の男たち』を刊行した。

「2018年 『うたかたのエッセイ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井若菜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
三浦 しをん
エラ・フランシス...
ヨシタケ シンス...
恩田 陸
西川 美和
いとう せいこう
村田 沙耶香
西 加奈子
宮下奈都
水道橋博士
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×