文在寅という災厄

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  • 悟空出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908117657

作品紹介・あらすじ

反日米を加速させたあげく
日韓対立を煽った従北大統領を元全権大使が痛烈批判!!

前著『韓国人に生まれなくてよかった』で文政権が引き起こす韓国の危機を予言した著者が、日韓関係を最悪化させ、両国民に怒りと悲しみ、そして分裂をもたらす指導者の企みを看破し、日本人としてどう対応するべきかを提言する!

感想・レビュー・書評

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  • 昨年書かれた本だが、今年の総選挙も文政権与党が大勝し、本書でも指摘された親北中政権の独裁化がさらに進行している。

    まさに同国民をも毒する政権に思われるのだが。

  • 元韓国大使による一冊。

    過激なタイトルではあるが、意外と中身は濃い。いわゆる嫌韓本のような批判一辺倒ではなく、彼の国を知った者として、歴史的な背景も含め建設的な議論、提案がなされている。

    彼の国民にも届くといいのだが、、、

  • 元・駐韓国特命全権大使の武藤正敏さんが痛烈に韓国の文大統領の施策を皮肉った本。
    ただ皮肉るだけではなく、「どうすれば日韓の関係を現在よりいい関係に持っていけるか」について、過去の歴史も紐解きながら自説を述べておられる。
    「自国の利益になる限り相手国を利用し、利用できる限りにおいて感情は入れずに冷静に付き合っていく」といった意味で、韓国では用(相手国)といった言葉が遣われるらしいが、
    「用日」「用韓」といった関係でもいいじゃないかと著者は述べておられる。
    私も賛成だが、かなり偏った現大統領の考えに従わされている韓国の人たちにとって、果たしてどうだろうか?賛同する人たちが少しずつでもいいから増えてくれることを切に願う。

  • 2017年からの大韓民国第19代大統領。前大統領の疑惑から逮捕の流れの中で、韓国国民が革新勢力による政権交代の目論見に乗った。行政経験も知見・見識もない政治活動家が国家機関や外郭団体のポストを与えられて支配、現実無視・二枚舌・無謬性と言い訳、国益無視、無為無策な政権。

    革命だったと初めて知りました。政治も行政も、理念だけではなくプロフェッショナルな対応が必要な時代なのだと思いました。

  • 予言書…ではない(笑)けど、武藤氏の指摘通りの状況に。
    全韓国民はもちろん、日本人が知るべきこともたくさん著されている。闇雲な嫌韓は文在寅政権の思うツボ。革新陣営の姿や思考を知ることはとても大切ですね。
    全体を通して痛烈!だけど、最後まで読むと武藤氏の韓国への愛を感じ取れる。でも、文在寅へのフォローがないのは、彼がホンモノだから…かな(以下、本文引用含む感想)。
    文在寅政権は、冒頭にあるとおり一言で、現実無視、二枚舌、無謬性と言い訳、国益無視、無為無策。合理的な思考に親しんでおらず、適材適所もできず、政策立案にも長けていない素人集団。よく目にする康京和は、そもそも職業外交官でなく、国際関係や二国間関係の基礎がわかっているとは言えない。文喜相が知日派として呼ばれるほどの人材不足…これらはよく理解しておくべきことですね。
    文在寅は、自分がろうそく革命によって誕生した政権なのだから、民主主義の原則を超越し、議論の余地なく公権力を行使して批判勢力を弾圧しても構わないと考えているよう…というのは同感。政策的な失敗にもかかわらず、人事で立法、行政、司法の三権を握り、主要新聞以外の言論も牛耳っている。
    国内マスコミ、ジャーナリストの怠慢も酷い。真実を報道しないか、より軽視するバイアスがかかっていて、何の検証もなされていない。自浄作用がはたらかないのだなぁ…。悲惨な状況である。
    また、韓国の軍事政権時代や保守政権による経済発展の歴史は教育から排除し、まるごと天から降ってきたような恵みとして、自分たちに都合よく、国民に無思考で受け入れさせようとしている。
    対日政策、日韓関係のビジョンは空洞で不作為。要するに何も考えておらず、基礎的な知識もなく、価値判断もできず、泥縄式、行き当たりばったりのやっつけ仕事。批判を受ければ逆ギレ。革新政権は常に正しく、あらがうものは間違っている、日本が何を言おうと間違っていて、韓国は正しく対処しているというパターンに落とし込み、日本に対しては常に努力するべきだ、譲るべきだの一点張り。
    文政権の外交失敗の最大の要因は、難しい問題は放置して何もしないという特質にあること。米国のファーウェイ排除についても、企業の自立性に任せるという言い方で事実上放置。外交も経済も破壊し、北朝鮮だけを見つめて自分たちの理念に酔っている政権がいつまで続くのか…。
    世界から相手にされなくなっている。経済の失速と韓国からの外資企業の撤退。ポスト文在寅を考えなければならない。しかし、文政権の後を担えるのは…現状から考えると、極端だけど、もしかしたら北朝鮮だけ?なのかもしれない…。日本の対応は終始一貫で良いけど、世界を巻き込まないとなー。
    いろいろ書き連ねたけど、目次が本書の内容をあらわしていますね。欲を言えば、もう少し項目ごとにまとめてもらえると読みやすかった。あと、指摘はもっともだとして、その裏付けとなる細かな情報や出来事の記載がもっとあれば…とも。
    勉強になりました。

  • 元全権韓国大使。

    怒ってはるなあ。

    前著までは、文大統領が悪いんだ、韓国の一般に人たちはそうじゃないんだという主張がそうかなあと思ってた。
    ずっと嘘ばっかりだし、夢の世界で生きてて、日本に甘えてやって来たじゃん。

    でも判った。そういうレベルではないのだ。

    そういう中でもなんとか合意点を探して一生懸命やってきた「歴史」をこのおっさんは全部ぶっ壊そうとしてるのだ。
    それは日韓問題だけではなく、国内もそう。

    でも。

    それに乗っかってる人たちが多々いるのも、韓国の真実だとは思います。

  • 「現実無視」「理想主義者」「理念先行」
    世界にとって災厄以外の何者でもない指導者
    文在寅

    安保、経済、歴史など全て素人で無為無策。頭に有るのは核を有した北朝鮮との国家統一のみである。

    そもそも果たしてそんな事が可能か。
    客観的な事実から、なぜそのように夢想できるのか?
    北朝鮮のミサイルは韓国を向いていないのか?

    民主化すれば、かつての東欧独裁者が例外無く民衆に処刑された様に、金正恩一族も例外なく処刑され、無惨な遺体を晒される事になるだろう。
    自らの保身と一族の永続しか、奴の頭には無い。李王朝と同じだ。

    統一にはかつての東西ドイツ統合とは比較にならない程の経済的困難さが伴う。
    一説では、韓国はインフラ整備など100兆円規模の投資が必要とも言われているのだ。
    少なくとも10年、いや20年もの経済的低迷を覚悟せねばなるまい。

    しかし希望もある。
    かつて朴槿恵を弾劾したように、文在寅を弾劾し、その職を解くのだ。
    それしか世界にとって、韓国にとって解決策は無い。

  • 元韓国大使の方が書いた韓国政府の現状。
    辛辣な言葉であらゆる角度から韓国政府、特に文在寅大統領への批判がなされている。
    経済政策、外交も素人。目指すのは南北統一の思想のみという恐ろしい政権の実態。
    ただ読んでいると同じような内容が繰り返し繰り返し出てくるので、若干辟易してくる。
    普通の隣国になってくれることを望みます。

  • さすが元駐韓大使である。過激なタイトルだが、内容は決して安易な嫌韓本ではなく、理性的な反文在寅本である。儀礼的に「未来志向」などと言わず、「用韓」、「用日」で良いではないか、という主張は頷ける。

  • 武藤元大使のことは好かないという人も多いようですが、また、前著のタイトルは私も当時書いたようにいくら何でも挑発的というか煽情的過ぎてやり過ぎと思いますが、毎度ながら書いている内容は真っ当であり、おっしゃる通りと思わざるを得ません。韓国で何が起きているのか?を理解するのに一読して損はないかと。

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著者プロフィール

1948年、東京都出身。横浜国立大学卒業後、外務省入省。
朝鮮語研修の後、在大韓民国日本国大使館勤務。参事官、公使を歴任。
2010年、在大韓民国特命全権大使に就任。2012年退任。

「2020年 『文在寅の謀略 すべて見抜いた!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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