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- / ISBN・EAN: 9784908194030
作品紹介・あらすじ
レーニン折田先生、進々堂のモーニング、着物姿の魚類生態学の泰斗、下鴨神社のハシボソガラス夫婦、三条「ピアノ」で頼むサイドカー…1992-1997の京都大学とカラスたちをめぐる科学+学園エッセイ。
感想・レビュー・書評
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お久しぶりの松原さん。
やっぱり好きだなー♪
京大生の生態、個性的な教授たち、折田先生像の変遷、生物学、思わず「ん?」となる課題。入学後の学校生活のことから、バイトで行ったフィールドワークのこと、カラスへの愛に目覚めはじめた頃も知れた。
本作も初っ端から松原節にやられてしまいました。
いやー、面白かった!!
出会ってから実に20年も経つ下鴨神社のカラスαとβについて。松原さんが記したαβ夫婦のデータを一緒に見ていてるうちに愛着がわいてきてしまった。
松原さんの著書は楽しく学べるうえに、気持ちも和ませてくれるなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本人もおっしゃっているけど、カラスの観察は地味な営みだなあ
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なんでこんな本を書く気になったのだろう。京都とイラストに引かれて手に取ってみたものの…。
でも本にはできないけど、自分も学生時代こういうの取っておけばよかった。それが凡人との差かな。 -
京都全般のことを調べているときに出会った本。京都は学生の街といわれるが、実際に学生だったころの行動と研究が楽しく書かれていて何度も読みたくなる。京都で学生したかったと思ってしまう。下鴨神社に行くとカラスに目が行ってしまう。
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京都大学の学生だった著者の、ライフワークとなるカラス研究との出会いや学生生活の日々
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僕より少し遅れて京都で学生生活を送った人が書いた,その学生時代の思い出.百万遍界隈(何を隠そう,今日も行ってきたところである),大学構内,河原町三条,折田先生像(ヤキソバン,自転車部ぐらいはリアルタイムで見た覚えがある)など,色々と懐かしい.
僕も時々生態学講座を訪問してたりしたから,この人とすれ違ったりしてたのだろうか. -
カラスの行動学をわかりやすく書いた著書のある松原氏が、地震の京大での学生生活をつづった本。
昭和の学生のようなの学生時代と(平成の話ですが)カラス愛に満ちた研究生活。読んでいて楽しかった。
京大の折田先生像については、初めて知ったが、像をデコレーションし続ける学生たちと、それを容認している京大が素晴らしい。 -
最近京都大学と吉田寮に行ったので(行っただけ)内容がすごくタイムリーだった。動物の調査ってやっぱり地道なもんなんだな。みんな大好きカラスくんのカットは、相変わらず可愛らしくて良いよね。
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おもしろい。野外での研究のようすと京都大学で学ぶことがどのようなことなのかが良くわかる。楽しい本です。
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松原先生の京都生活が詰まった一冊。折田先生像とか野研とかネタ満載。最後のαβ夫婦の話にはほろっとくる。