- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908443015
作品紹介・あらすじ
奈良少年刑務所、重要文化財に内定!!
急きょ決まった今年度での廃止、
連日報道されている、法務省からの「監獄ホテル化」計画、
そして、10月21日、重要文化財に内定しました。
ここにきていろんなことが、降ってわいたように起こってきています。
明治初期、欧米との不平等条約を改正するために与えられた宿題の一つが、人権意識のかけらもない刑務所をまっとうなものにすることでした、そこで白羽の矢が当たったのがジャズミュージシャン山下洋輔さんのおじいさん、山下啓次郎さん。
当時建設官僚だった啓次郎さんが、世界各国を見て回り造ったのが、奈良・鹿児島・長崎・金沢・千葉に建てられた「明治の五大監獄」、その中で、原形のまま残り、現役で使われているのが奈良少年刑務所なのです。
本書で一足先に、刑務所のなかをご覧ください。国家の威信をかけて造った、当時の人たちの思いが、美しさとなって表現されています。
26人の人たちに、教育、地域との連携、保存運動、受刑者として体験したこと、建築と、多様な視点から寄稿いただきました、この話も、じつは「美しい」刑務所のお話なのです。
感想・レビュー・書評
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美しいという形容詞のついた刑務所。
重文となった刑務所の写真集。
確かにすごくモダンな感じがする。
歴史がすごいと思う、その取り壊しの中止に至るまでとか。
その指定のための地域の人たちの努力とか。 -
文明開化
完全なかたちで残る文化遺産は少ない