いつか来る季節 名古屋タクシー物語

著者 :
  • 桜山社
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908957024

作品紹介・あらすじ

名古屋16話+愛知・岐阜・三重
タクシードライバーの視点で街を描きだしていくショートストーリー集。中日新聞「ほっとWeb」の人気コーナーを単行本化!さらに、小説の舞台となった街のエピソードを一話ごとに書き下ろし、写真とともに紹介します。名古屋がもっと好きになる、名古屋に行ってみたくなる、名古屋に住んでみたくなる。タクシーにもっと乗りたくなる。心温まる人間模様を描いた、夢と涙と浪漫のタクシー物語。かつて「男に生まれ変わったら、新聞記者かタクシー運転手になりたかった」と言った女性インストラクターがいました。”魅惑の職業”でもあるタクシードライバーは、激務にもかかわらず、憧れる人、興味がある人はいつの時代にもいます。この仕事ならではの貴重な体験もありますね。名古屋16話(プラスα)ではどんなドラマがあったのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 名古屋には、全く詳しくなくて、行ったことがないという私もこの小説で、いろいろな場所を知ることができた。
    けっこう歴史的な場所もあり、焼き物(窯)もあり、温泉もありなのには驚いた。
    ぜひ行きたいと思う。
    願わくば、このようなタクシードライバーさんに案内してもらいたいものだ。

    名古屋の方なら言わずと知れた所が、小説の中に出てくるので楽しく、嬉しくなるだろう。
    そして名古屋がもっと好きになるのでは…と思う。

    タクシードライバーが、乗客と巡る名古屋近辺が全20話あり、どれもちょっと面白く描かれて、笑えてしまうところもある。

    どうする?どうする?
    男の器

    この2つが、面白かった。

    巻末には、舞台となった街の紹介と写真も載っていて、これも楽しめた。

  • 初読みの作家さん。

    めちゃくちゃ面白いです。

  • 名古屋っぽくて面白かった。
    地域ネタなので、わかる人にはとても親近感わくと思う、けど全く知らない人から見たら、偏りすぎて、入り込めないかも。

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著者プロフィール

1972年、愛知県岡崎市に生まれる。高校卒業後、ホテル従業員、清掃作業員、タクシー運転手、不動産業、消費者金融など、10種類以上の職種を経験する。2007年、「だだだな町、ぐぐぐなおれ」が第50回群像新人文学賞優秀作に選ばれた。2010年、「うちに帰ろう」が第143回芥川賞候補、2011年、「まちなか」が第146回芥川賞候補。著書に『うちに帰ろう』(文藝春秋)、『清とこの夜』(中央公論新社)、『金貸しから物書きまで』(中公文庫)、『いつか来る季節』(桜山社)、『今日もうまい酒を飲んだ』(集英社文庫)など。

「2021年 『北斗星に乗って』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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