- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909658005
作品紹介・あらすじ
なぜ古典を勉強するのか。私たちが生きるこの時代は、古典的教養とは不要なものなのであろうか。過去とつながっている、今この時代を読み解く、実践的古典入門。全体を「古典入門」、「古典で今を読み解く」、「古典と近代の歴史を知る」に分け、レクチャー。「近代を相対しうる最も強力な装置が古典である」という著者の思想のもと、今とつながっている古典文学の新しい見方を次々と繰り出し、読む者の視界を広げ、古典を勉強する意義を伝える、刺激的な書。
【大きく断絶しているとはいえ、我々の言葉は過去と繋がっているといった意味で、古典的世界=前近代社会の延長にある現在に生きていることも否定できない事実としてある。古典と近代を相互批判しながら、古典的世界を破壊した近代を批判し評価していくことを通して、より新鮮な気持ちで古典的世界、と同時に近代的世界と対峙することが可能となるのではないか。その先にはまだ見たことのない世界像が立ち現れるのではないか、勉強をしていて何が快感か。世界像なるものが見えるような線がうっすらと浮かんで来る時である。】
感想・レビュー・書評
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学校教育の場で必ず学ぶ古典だが、古典的教養は必要なのか、なぜ古典を勉強するのかという疑問に答える実践的古典入門。全体を「古典入門」、「古典で今を読み解く」、「古典と近代の歴史を知る」に分け、レクチャーしていく。古典文学の新しい見方を提示し、読む者の視界を広げ、古典を勉強する意義を伝える。(H.K)
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素読みしただけでも気がつくやうなまちがひが結構あつて、あたらしい出版社のはじめの本なのになあ、と思つた。
https://twitter.com/viewfromnowhere/status/1088268163727282177
実隆公記のは、ほかのとちがつて、あまりたちがよくないまひがひのやうな。