- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784914967703
感想・レビュー・書評
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★3.0。奈良さんの挿絵で萌えが三倍増し。▼『温い血』一番面白かった!叔父×甥苦手なのになぜか萌えた。ヤンデレ攻ながら、お仕置きは首輪と浣腸くらいで痛くないし、受も攻大好きだし、Hも言葉も終始甘々だったので、普通に萌えた。▼『窓』ダイジェストのような駆け足感…。凌辱からの十年愛の割に色々省略されてて、攻の善人化も受の考え方もついて行けなかった。▼あとの二編もプレイはとても楽しめたけど、如何せん短い…。『黄色い花』の耽美な雰囲気好きです。
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読み応えのある短編集。「夏陰」「こ冬」に続くピアスノベルズの三冊目。
短編とは思えない重厚な作品でしたが、息を呑む間もなく一気に読みました。
表題作は「窓」高校二年の時にふとした事から三年の不良グループに温室で無体な事をされかかった保は間一髪で一年の西村に助けれれ、そのまま身体を奪われてしまう。
大学進学と同時に離れた二人だが、執拗に追いかけられてまた元の身体を繋ぐ関係に。西村に対して脅えていた保だが、それが愛だと愛だと気づいた時突然別れを切り出され。。。
二人で住むマンションの使わなかった部屋の窓を開け放して見る所からお話は始まります。
その他、「温い血」ー離婚した両親に対していい子を演じる高校生の和巳はいい子を演じているのに疲れてきて学校をサボり気味になり親に呼び出しが掛かる。その手紙を見つけた32歳の叔父に一緒に暮らしてと縋り、暮らし始めた初日に「僕を抱きたいと思わないの?」と誘う。いとこ同士はかもの味とは言うけれど、叔父と甥もまたそうなのかもしれません。叔父の俊和の執拗さがよかった。
「秘密」ー宗教画を見た帰りに男にナンパされた高校生の薫。
強引に連れていかれそうになったところを公一に助けられ、
そのパートナーの雅弘と共に「俺達の相手になるかい?」と誘われ高級ホテルへ。恋人同士だけれど身体を繋げない公一と雅弘と薫の秘密の時間。
「黄色い花」-日本画を学びたくて芸大に入学したものの技術的なものは教えられても書きたいものを追及することの難しさにわだかまりが晴れない隆一。そんな時にいつも手にする画集がある。水口藤人、日本画家で美人画を得意としているその人の自宅へ取材にいける機会を叔父に与えられ、その画家の義理の息子である美貌の少年旭に出会う。
画家の、息子に対する湾曲した愛情と身体をさらけ出す事でそれに答えようとする旭。
切ないお話でした。
短編集なのに内容が濃くて、しかも10年位前に出版されているのにこの素晴らしい文章力。さすがに水原先生です。
水原先生の作品はやくざ物で痛いお話のイメージがかなり濃かったのですが、一気に払拭されました。
プラス、奈良先生の挿絵、素晴らしすぎる。
台詞つきの奈良先生の絵を見たのが初めてなので、思わず「おっ」と声が出そうになりました。眼福♪~ -
執着攻めは結構ですが、なんか受けにいまいち魅力を感じなかった…てゆかうざかった←
あと腸洗浄あたりはファンタジーですませてしまいたい都合の良い腐女子なもので、そのへんもちょいきつかった。
でもどうしても執着攻めは大好物だから(笑)、★3つ。好きとは言えないけどうっかり読み返しちゃう作品です。 -
これは、この雰囲気は…!まぎれもない究極のBL。萌えとか取り払ってつきつめるとこうなんじゃないのかな。
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水原とほるさんの作品を読んだのはこの本が初めてでした。
マニアックな感じのHが◎で新鮮でした。 -
短編4作品収録。表題作は攻めがかなりの執着を見せてくれてますが、大変な目にあっているのに受けがあんまりそれを感じさせないような淡々さがほんの少し物足りないかも。いやいやもうお腹一杯な一冊でした。
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執着は凄いんですが、ただのプレイに見えてしまうのですが。
「秘密」が凄かったです! -
エロさは抜群。執拗なまでの愛は必見です
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高校2年の夏休み。誰もいない学校で、不良グループに絡まれ辱めを受けていた大庭保は、偶然通りかかった1年生・西村隆明の機転により助けられる。しかし、屈辱にうちひしがれている保に、なぜか追い討ちをかけるような言葉を浴びせ、力づくで躯を繋ぐ隆明。以来卒業まで、隆明に命じられるままに保は己の躯を捧げ続けることになる。大学進学を機に完全に切れたかに思えた隆明との関係。だがある日、保は自分のマンションの前に佇む大柄な男の姿を確認する。それはまぎれもなく、もう2度と会うことはないと信じていた隆明であった…。表題作のほか『温い血』『秘密』さらに書下ろし作『黄色い花』を収録。激しく切ない4つの愛のカタチ。『夏陰』『箍冬』が大ヒット中の著者待望の短編集。
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激しく切ない4つの愛のカタチ。短編集。