暗い時代の人間性について

  • 情況出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915252600

作品紹介・あらすじ

自由な言論活動が抑圧される「暗い時代」において、人々は、「孤独なる思考」のうちへ、あるいは「同情」によって身を寄せあう狭いサークルの「小さな物語」へと自閉していく。20世紀の「暗い時代」を通過したハンナ・アーレントは、「真理」よりも「対話」の可能性を愛したレッシングのなかに、新たな政治のパラダイムを発見した。それは、他者にたいして開かれた「友情」を通して、「共通世界」を継承・発展させていく政治である。

感想・レビュー・書評

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  • (2015/1/13読了)

  • 34年前1975年12月4日に69歳で亡くなった、ドイツ生まれのユダヤ人であるためナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命した政治学者・思想家。

  • レッシング賞受賞の際の講演内容をまとめたもの。
    少し分かりづらい。

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著者プロフィール

1906-1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任、1967年、ニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学教授に任命される。著書に『アウグスティヌスの愛の概念』(1929、みすず書房2002)『全体主義の起原』全3巻(1951、みすず書房1972、1974、2017)『人間の条件』(1958、筑摩書房1994、ドイツ語版『活動的生』1960、みすず書房2015)『エルサレムのアイヒマン』(1963、みすず書房1969、2017)『革命について』(1963、筑摩書房1995、ドイツ語版『革命論』1965、みすず書房2022)など。

「2022年 『革命論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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