ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

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制作 : 水野 恵美子  落合 由利子 
  • 自然食通信社 (2016年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916110466

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ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~の感想・レビュー・書評

  • なんだかいいね〜この本。

  • 映画「人生フルーツ」鑑賞済みです。
    しゅういちさんが亡くなった後の英子さんのインタビュー(ききがたり)を中心に収録されている本。
    もちろん、生前のしゅういちさんの言葉や夫婦の会話のやりとりも収録されています。写真や英子さんのレシピもあって、ファンにはすごく読み応えがあって価値がある一冊です。

    物が溢れて、モノの奴隷になりながらあくせく生きているワタシ達世代には、まさに憧れの老後でありスローライフであるのだけれど。
    夫婦で好きなことをして楽しく生きているように傍からは見えるかもしれないけれど、そこに至るまでにお二人の取捨選択や譲れない人生へのこだわりが見えてきて非常に興味深く読めました。

    ターシャ・テューダーの生き方にも言えるのだけど、苦渋の決断の取捨選択ではなく、好きなものを追求してきた生き様なので、お二人の人生は生き生きと輝いて見えるのだろうなぁと感じました。

    ちょっと意外だったのが、下世話な話で申し訳ありません、お金のこと。
    年金が口座に入ると結構使い切ってしまう、というのがへぇ~、ちょっと意外、と思いました。
    娘さんが「お母さん通帳に一銭もないの?」と心配するほどなのですが、英子さんは、ストックしてある食べ物があるからそれを食べていれば来月まで持つから、とどこ吹く風なのが(笑)
    なんか、いいですね、こういうの。
    もしかしたら、お金を遺産として子供に残すよりも、こういう親の生き様を見せることが遺産になるのかな、と思ってしまいました。

    お料理が大好きで台所に立っているとルンルンなの、という英子さん。どうかいつまでもお元気でいてほしいです。

  • ーーー楽しい退屈のひとときーーー

    気配はないけど、おとうさんはここにいる。

    旦那さんのしゅうタンが90歳で他界。
    題名からも分かるとおり、英子さんがひとりで暮らすようになってからのききがたりが大半を占めている。
    また、しゅうタンが米寿にタヒチ旅行へいった様子や、英子さんのお兄さんのこと、しゅうタンの入退院、それに伴う生活改善のこと、ひさびさの夫婦水入らずの日々、平凡な快楽…前作に増して大事にしたい言葉が多くあった。
    夫婦仲良しの秘訣や、長年連れ添ってはじめてみた夫の涙の話など。

    特別なことのない、いつもどおりの日常、それが何よりの幸せ
    ーーー三度三度ていねいに食べて、ていねいに暮らそうねーーー

    わたしも最期は病院じゃなくて、自宅で、愛する家族と、眠るように、がいい。
    そのためにはやっぱり健康でいつまでも努力する生活を送らないと、と身の引き締まる思い。

  • 以前からつばたご夫妻の暮らしぶりに憧れており、お二人の著書は楽しく読んでいた。しゅういちさんが亡くなったと知り、本の中でしか知らないのに近しい方が亡くなったように感じられ悲しかった。
    この本はしゅういちさんが亡くなった後に出版された本なので、英子さんはお元気でどのように生活をしていらっしゃるのかしら?とおうちに訪ねるような気持ちで読んだ。
    英子さんは元気だった。元気じゃないのかもしれないけど元気に暮らしていて安心した。
    暮らしぶり以上に英子さんしゅういちさんの心の内側が語られており、とても興味深く読み応えもあった。お二人ともとても勉強家で前向き。

    人生を生ききるとはこういうことなのかなぁと、私もこんな風に生きたい。こんな風に死にたいと思った。お二人をみるとしゃんとしなければと少しだけ背筋が伸びるのです。

  • この間観て感動した『人生フルーツ』のしゅういちさん、英子さんの本。
    2人のようなスローライフは難しいし、
    英子さんとは育った時代や環境も違うから、
    なかなか全部を取り入れたりする事はできないけど、
    でも、こんなふうに考えたり、こんなふうに生きられたら素敵だなぁってヒントがたくさんあって、
    読んでいてとても暖かい気持ちになれた。
    英子さんのレシピも載っているのが嬉しい。

  • 「人生フルーツ」を鑑賞してから手に取りました。

    ひでこさんとしゅういちさんの生活はふたりの哲学が一致しているから成立しているのだと改めてわかりました。

    憧れるけど、実践できるかと問われると・・・ 

    ふたりの言葉が話し言葉で書かれていて、今も会話をしているよう。
    お人柄がにじみます。

    とにかく、生活の形はどうであれ、こういう夫婦でありたいものです。

    「私はいつも未来に向かって生きてきたので、未来が短くなったいまも、その習慣から抜け出せないでいます」<サマセット・モームの回想記から>と言いながら九十一歳まで生きて、自分の死をこうも言っています。
    「私の目論んだ人生模様が完成する日」と。幸福な人生だったんでしょうね。

    ときをため、次につなぐ
    P34
    それと私の実家の先祖からの教えで、買うものは、次の世代へ伝えられるものを。安物は買ってはいけない。それが私の頭にあるから器ひとつでも、吟味して選んできたつもり。そうやって、ひとつ、ひとつ、ときをためながら、買いそろえたもののすべては、娘と孫に分けてしまって。いま、私たちが使っているものは、「借りている」ということになっているの。
    ときをためて集めてきたものには、ストーリーがあるから、あとの人へとつないでいってほしい。

    家は天国だね
    P47青木さんという上司が、「いつも一の矢、二の矢、三の矢を持っていて、一がダメなら二を、二がだめなら三の矢を放て」という人で、お父さんもそれに共感して、常に次を考えていました。いつでも動けるよう、目の前のことはそいのはそののときに片づけてしまう。行動が素早いのはそのせいですかね。

    P49「がまんしてやらないほうがいいよ」と、よく言っていたくらいだから。毎日、楽しいことだけ考えてやったほうがいいよって。

    いいところだけを見る

    人に頼らない

    自分の楽しみをみつける

    あえて不便さを選ぶ

    足るを知る

    ときはありがたい

  • こころがきれいになる

    近くにいる人ほど大切にすべきと思う。

    目の前にとらわれず、
    自分の感性を大切に、自然に。

    ひとりでやれば、色々見えてくる。
    時間はかかるけど楽しくなるから。

    私もこんな大人になりたいし、
    なろうと思う

  • 3冊目。


    土と虫が苦手で怠惰が服を着てるようなあたしには、
    つばたご夫妻は眩しすぎる。

    好きだー!
    英子さんカッコ良すぎる。

    そして、しゅういちさんへ。
    寂しいです。
    私の大切にしている言葉に、
    “よく死ぬことはよく生きること”
    があります。
    しゅういちさんはそれについてどう感じていらっしゃるでしょうか。


    映画「人生フルーツ」、早く観たい。

  • 本を通してしかお会いしたことのないご夫妻ですが、人生の大先輩として、一言一言に重みと光を感じます。後輩である私たちは、複雑になりすぎてしまった世界に生きていかねばなりませんが、お二人のように物事の本質を見失わないように心していかなければならないですね。つばたご夫妻の本はすべて私の宝物です。

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