鴨川ホルモ-

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916199829

感想・レビュー・書評

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  • なんだこれ。
    面白いぞ!
    面白くて読みやすくて引き込まれて、一気読み。
    若さ=バカさだった自分の大学生の頃を思い出して、懐かしくもなりました。
    初の万城目学さん作品、読めて嬉しかったし、これから他の作品を読むのもとても楽しみ。
    京都で大学生をしている人、特に京大生はより楽しめることでしょう。
    女人禁制の神事?は思い出してもにやけてしまう面白さ。楠木凡ちゃんの可愛らしさ、諸葛孔明っぷりも印象深く、こんな大学生活を過ごせたら幸せかなと思いました。実際にアレが見えるのは勘弁ですが。
    映像化もされてるそうで、youtubeで一部を拝見しましたが、そうしちゃったか、とやや残念。冒頭の出会いのシーンはわかりやすく変えてあるし、レナウンも衣類の枚数が大事なのに、その辺が雑に扱われていて、惜しい。
    でも、めちゃくちゃ楽しく読めた青春小説でした。

  • 万城目学のデビュー作らしい。
    今更だけど、関西方面出身の方なんだね。
    きっと。

    プリンセス・トヨトミの時もそうだったけど、和風ファンタジーというか、ギリギリあり得るかな?
    と思わせる設定がすごい。

    結局ホルモーって何?

    なぜ、ホルモーと叫ばなければいけないのか?
    そこがわからない。

    いや、面白かった。

    続編もあるみたいだから、読んでみよう。

  • 関西に赴任するので、とかいう理由をつけて読んだ。

  • あらゆる軸で異質なモノがひとつの物語に統合されていることにもはや清々しさを感じる。
    具体的には、妖怪をテーマにした某日本マンガのファンタジー性と、戦国ドラマのような仁義や一体感、そして○○男のような男くさい恋愛感、さらに学生運動でも起こりそうな会話と風景で構成されている、現代京都のキャンパスライフが舞台のフィクション小説に、高い頻度で文学的・教養的要素が放り込まれている。読まなければ分からないってこと 笑
    しかしこのぶっ飛んだ世界観がどうやってできたか興味深い。図書館で偶然出会った本だが、イノベーションの一端をみた気がする。

  • おもしろい!
    「べらぼうくん」のエッセイ本を読んでたから
    ホルモーが何かは、万城目さんが考え出したお話と知っていても
    もしかして本当に、知らないところで実在してるんじゃないか
    と思ってしまいながら読んだ。

    図書館で借りてきたからもう返しちゃったけど
    もう1回読みたい。
    なんなら買えば良くない私⁈
    鹿男ももう1回読みたくなってきた。
    とっぴんぱらりの風太郎もまた読みたい。

    万城目さんのお話は、何?どう言う事?って思う謎が多くて
    読み進めるとだんだん分かってきて、おもしろさも増してきますね〜

  • 私もホルモーしたい。と思った。

    ホルモーという謎の概念のベールを徐々に明かしていく展開は、読者を飽きさせず、見事だと思った。さらっと面白いというよりも、じわじわ面白い、という評価をしたい。

    同じ京大出身の森見登美彦と読感が似ていた。
    京都という地がそうさせるのか京大の空気感がそうさせるのか、気になるところである。

    京都に行ったら吉田神社を参拝しようとおもう。もちろん脱ぎはしないが。

  • 京都を舞台にした、という部分に惹かれ読んでみました。
    「ホルモー」というわけのわからない設定でありながらも一種のファンタジーと考え読んでしまえば楽しめる内容でした。「ホルモー」にまつわるさまざまなしきたり・慣習の類はどれも古めかしい印象で京都という舞台にしっくりくる内容になっていると感じました。
    ホルモーそのものの戦いの描写部分は実際にはオニが戦っているにも関わらず主人公の語りが一人称となっているからか、臨場感が伝わる内容です。一方、ストーリー全体、特にホルモーで優勝できない展開や男女の人間関係などはいい意味で予想を裏切る展開がなくどちらかというと平坦な印象。それもあって星4つ、5つをつけるには至らず3つとしました。

  • 京都4大学のサークルで行われる鬼を使役した対戦競技"ホルモー"と、それを使役する大学生の青春話。
    ホルモー自体にはさほど魅力は感じなかったけども、人間関係のあれこれが読み応えありました。

  • ホルモーの正体がわかるまでが長く感じたのですが、その後の展開は本当に楽しく一気読みしました。自分の大学生時代を思い出すような生き生きとした彼らが素敵でした。一員となって参加したくなりました。勝たないと大変なことになりそうだけれど勝った場合もこの先が心配だし、ラストがどうなるのか上手く収まるのか、と心配してしまいましたが、これはこのためにあったのか!と思える突飛に感じられながらも計算されつくしたストーリーに感嘆しました。きちんと成長した彼らがわかるエピローグも良かったです。ホルモー六景も読んでみます。

  • 京都が舞台の本を読みたくてチョイス。
    架空の競技、試合展開はあまり詳しく描写されていないけど、ルールがシンプルな分、奥深い世界だろうなー。賢い子たちがやるから余計に。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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