現代における宗教者の育成

  • 大正大学
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924297357

作品紹介・あらすじ

現代宗教を考える上で重要な、次世代の信仰の担い手の育成について、各教団が共有する課題を論じた財団法人国際宗教研究所主催の公開シンポジウム「現代における宗教者の育成」をもとに、現代日本の宗教者育成をめぐる諸問題について考察する。

感想・レビュー・書評

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  • あまり伝統宗教の育成問題について考えることはなかったのだが、この本を読むことでその難しさ、及び宗教者には何が求められているのかがかなり見えてきたような気がする。あと、日本基督教団と諸仏教教派の考え方と制度の違いもなかなか興味深かった。

    総括として、やはり寺院はホームヘルパーとしての要素をより<今までと違った形でも>押していくべきなのだろう。
    そういう意味で、リクルートと提携したという妙光寺の事例は興味深い。これは関係者にベンチャー経験者がいてこそ生まれる発想だ。

    また、本書の最後のほうに書かれている「私は真の宗教対話はアカデミーと宗教者の協力関係からうまれると思っている」という言葉には考えさせられた。宗教学者として、宗教者とこれからどういう距離感を持って接していくのかは、これからずっと考えていきたい。

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著者プロフィール

1963年生まれ。奈良県出身。
[現職]大正大学助教授/(財)国際宗教研究所研究員[専門]宗教社会学(新宗教・民衆宗教研究),現代における宗教性/霊性の研究
[著書]『救いの論理と心理』(共著)ノンブル社,1994。『祈る ふれあう 感じる』(共著) ICP,1994。『大学生のための文章教室』(共著)みち書房,1999。

「1999年 『癒しを生きた人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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