物理数学の直観的方法 第2版

著者 : 長沼伸一郎

• 通商産業研究社 (2000年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

87年に出版されて爆発的反響を呼び、理系読者を驚喜させた名著が、2000年度を機に改訂版として甦る!今回新規に加筆された章では「三体問題」の不思議が解き明かされ、それを通じて新たな視野が拓かれる。恐らく読者は本書によってエキスパートへの最短の道を手に入れることだろう。

感想・レビュー・書評

[kentarouさんの感想 · 2022年12月2日]

数式がはじめにあり，イメージが次にくるのではない．通常，人間が「こんなイメージのものってないかな？」と考えて，それを具現化するために「どう数式にすればいいのかな？」と考える．この本はみなもよく知っている数式をイメージ化して説明することで，自分でイメージから数式をつくりあげる能力を伸ばしてくれる本．

[大阪公立大学 中百舌鳥図書館さんの感想 · 2021年4月2日]

大学で新たに習う数学的概念に戸惑ったことはありませんか？　この本は微積分、テイラー展開、固有値、電磁気学で必須のDiv、Rot、複素関数など、私が大学時代にイメージをつかみにくかった数学的概念を見事なまでにやさしく解説してくれた。まさに「目からうろこ」の本です。

大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000458081

[室蘭工業大学附属図書館「みんなのおすすめ本」さんの感想 · 2020年1月16日]

【2019年度「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
川村悟史さんの推薦図書です。

図書館の所蔵状況はこちらから確認できます！
http://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00117207

[東京工業大学附属図書館さんの感想 · 2015年5月29日]

入学後、物理・機械系の学生の前に初めにそびえ立つ高い壁、それは物理数学。高校までには習わなかった抽象的な概念が次々目の前に現れる。しかし、この本はそんな物理数学について直感的に教えてくれる。最初の高い壁は直感で越えられる。
（有機・高分子物質専攻　M2）

[baxさんの感想 · 2014年11月22日]

［　内容　］
８７年に出版されて爆発的反響を呼び、理系読者を驚喜させた名著が、２０００年度を機に改訂版として甦る！
今回新規に加筆された章では「三体問題」の不思議が解き明かされ、それを通じて新たな視野が拓かれる。
恐らく読者は本書によってエキスパートへの最短の道を手に入れることだろう。

［　目次　］
第１章　線積分、面積分、全微分
第２章　テイラー展開
第３章　行列式と固有値
第４章　ｅｉπ＝－１の直観的イメージ
第５章　ベクトルのｒｏｔと電磁気学
第６章　ε‐δ論法と位相空間
第７章　フーリエ級数・フーリエ変換
第８章　複素関数・複素積分
第９章　エントロピーと熱力学
第１０章　解析力学
第１１章　三体問題と複雑系の直観的方法

［　問題提起　］


［　結論　］


［　コメント　］


［　読了した日　］

[yamamotonoriakiさんの感想 · 2014年2月8日]

９章と11章だけ読んだ。
僕レベルには非常に難しい。
何度か読まないとダメだ。

[yoheikonishiさんの感想 · 2014年2月2日]

学部レベルの数学や物理で出てくる厄介な部分を分かりやすく解説。
何か新しい知識を提供してくれる本ではないが、理解度をあと１０upさせてくれる。
よって、ある程度の予備知識があったほうがこの本は楽しめる。
これを読んだ後、もう１回その分野を勉強すると何かいいことあるかも。

[komukomoさんの感想 · 2013年6月27日]

大学数学をやっていてなんかしっくりこない，イメージがわかない...という人におすすめ．厳密な部分はとりあえず置いといて，「ああ，こういうことか」とわかった気になれる．フーリエ級数の章は大学1年の時に読んでおいて大分その後の勉強に役だった気がする．

[キルケさんの感想 · 2013年3月3日]

20年あまり前、第一版にはずいぶん助けられた。
追加となった章も興味深く読めた。理工系学生に絶対オススメの書。

[tohoho238さんの感想 · 2011年10月13日]

多分２～３回は読みました。

こういう本は寝っ転がって読むのが一番。

でも、そういう本があまり無かった当時は貴重でした。

著者プロフィール

パスファインダー物理学チーム代表

「2022年 『世界史の構造的理解』 で使われていた紹介文から引用しています。」