安藤忠雄建築展 2003: 再生-環境と建築

著者 : 安藤忠雄

• デルファイ研究所 (2003年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

世界各地に展開する安藤建築を、豊富なドローイング・写真で紹介。建築の夢を追いかけ続ける、安藤忠雄からの熱く勁いメッセージ。

感想・レビュー・書評

[Pipo＠ひねもす縁側さんの感想 · 2008年7月29日]

建築家、安藤忠雄さんの2003年までの作品集です。展覧会で買ったら、ドローイングとサインがついてました（実は展覧会場で売っていたものは本の色も違ったのです：笑）。最近の安藤さんといえば、公共のビッグプロジェクトがあろうものなら必ず名前が挙がり、一昔前の丹下健三（東京都庁）状態になってんじゃねぇの？と思うときもあるのですが、著作をいろいろ読んだりしてみると、ほかの建築家さんよりも「後進に自分の歩いてきた道を発信する」ということに心を砕いておられるように感じます。この本は解説等も非常に知的。国内外で手がけたプロジェクトの写真だけではなく、スケッチ、設計図と盛りだくさんで、思考の過程もよくわかる仕掛けになっています。この本と、昨年の展覧会のテーマとなった「悪戦苦闘」を並べて読むと、安藤ワールドにひたれる1冊です。また見に行ってこよっと…でも、コンクリート打ちっ放しって、真夏は触ると熱いのだ（笑）！

[ma19na41kaさんの感想 · 2005年6月17日]

安藤 忠雄 / デルファイ研究所 (2003/04)

著者プロフィール

建築家。1941年生まれ。独学で建築を学ぶ。1969年安藤忠雄建築研究所設立。1997年東京大学教授。2003年同名誉教授。2005年同特別栄誉教授。2010年文化勲章を受章。日本建築学会賞、アルヴァ・アアルト賞、日本芸術院賞、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞、アメリカ建築家協会（AIA）ゴールドメダル、国際建築家連合（UIA）ゴールドメダル、イサム・ノグチ賞など受賞多数。

「2022年 『安藤忠雄の建築５』 で使われていた紹介文から引用しています。」