サンドマン (1) (DC COMICS VERTIGO)

著者 : ニール・ゲイマン 海法紀光

• インターブックス (1998年4月8日発売)

感想・レビュー・書評

[driveさんの感想 · 2014年6月3日]

夢の国の王　悪夢の主　サンドマン　伝承では人々に砂を吹きかけ夢に誘うという　二ール・ゲイマン作のアメコミ（DC）のキャラクター、　終わり無き者エンドレスの一人夢界の王サンドマン（Dream）は不覚にも人間に捕らえられ封じられた　その復讐から物語は始まる　シリーズは中編と短編が連なり　ちりばめられたストーリーの断片がやがていつのまにか巧妙に編みこまれ次々と繋がっていく

[松倉東さんの感想 · 2011年10月21日]

サンドマンことドリームが非常に魅力です。ムアコックのエルリックの系譜にいるダークファンタジーのヒーロー。偉大なる「夢の王」なのですが、何と人間に囚われ全ての力を奪われたまま70年が経ち、すっかり痩せぎす状態というところから話が始まります。
そんな状態でも叡智でもってあのルシファーとさえ対等に渡り合うのだから、燃えないわけがない。
ドリームは無慈悲で気まぐれで人ならざる超越した存在なんですが、なんだかかわいい。
「ヘルブレイザー」でお馴染みの不幸を呼ぶ探偵ジョン・コンスタンティンとのやり取りには思わずほっこりします。ジョンのかつての恋人のエピソードが好きです。
王道エピソードで琴線に触れるのは、魅せ方、語り口のうまさなんだなあ。

[urarakaさんの感想 · 2010年12月14日]

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[barkindog2099さんの感想 · 2010年12月9日]

すべての始まりの前にあり、すべての終わりの後に滅びる
「終わらざる者」たちの一人、夢の王「ドリーム」。
人間界に囚われ、力を奪われた彼の、
夢の王国と力を取り戻すための旅が幕を開ける。

二ール･ゲイマンによる、幻想コミックスの名作、開幕。

著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』（原題：The Sandman: The Dream Hunters）は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン　序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」