ありがたいこってす: ユダヤの民話から

  • 童話館出版
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  • / ISBN・EAN: 9784924938274

感想・レビュー・書評

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  • ユダヤの民話。話の内容も良かった。
    家での日頃の不満をラビに相談する。
    ラビからのアドバイスは……(内緒)

    ユダヤ教の指導者ラビが出てくる。
    絵本に出てくるのは珍しいのかな。
    ラビは、こういう感じの人なんだ〜とその存在に興味を持って読んだ。

    • なおなおさん
      あきさん、こんばんは。

      いつもいいね、フォローをありがとうございます。

      そうなんですよ。
      ラビが出てきました。
      説教するわけではなく、「...
      あきさん、こんばんは。

      いつもいいね、フォローをありがとうございます。

      そうなんですよ。
      ラビが出てきました。
      説教するわけではなく、「では、こうしてみなさい」と提案してくれる、身近にいる存在のように感じました。
      2022/03/17
    • あきさん
      なるほど。。。面白そうですね!
      今度読んでみたいです(^O^)
      なるほど。。。面白そうですね!
      今度読んでみたいです(^O^)
      2022/03/17
    • なおなおさん
      ぜひぜひ〜(^_^)
      面白かったですよ。
      ぜひぜひ〜(^_^)
      面白かったですよ。
      2022/03/17
  • タイトルに興味を持って読んでみたが、これは面白い。
    ユダヤの民話であるらしく、ユダヤ教の指導者である「ラビ」が登場する。
    主人公は、「まずしい不幸な男」。
    名前は無く、いつもこの形容句で語られる。

    小さな家に8人もの人間がひしめきあって暮らしている。
    狭さゆえの言い争いや喚き声に耐え切れず、「まずしい不幸な男」は「ラビ」に
    相談する。「ラビさま、たすけてくだせえ」。
    ところが、「ラビ」の出したアドバイスは・・
    困った事態になるたびに相談するあたりはちょっとした積み上げ話。
    素直な男と、何やら含みがありそうな「ラビ」とのやり取りが面白く、もしや
    これは・・と予想しながら読んでいくとその通りの結末になる。

    結末と言っても「あかんやろ」であり、初めの問題が解決されたわけではない。
    それでも男はおおいに満足していて幸福そのもの。
    その最後のオチが、このタイトルなのだ。
    ある意味バカげた話なのだが、教えられる部分も多い。
    悩んでいても、よく考えればたいしたことではないのかもしれない。
    今のままでもいいじゃないか。ものは考えようだ。。
    そんな気にさえしてくれる。
    柔らかなマーゴット・ツェマックの絵が、躍動感があって楽しい。

    読むなら中学年以上かな。約10分。
    挿絵が寒そうなので、秋から冬にいいかもしれない。

    ところでユダヤ教の「ラビ」は、決して権力者というわけではなく、日本で
    いうところのお寺の住職さんや神社の神主さんくらいの位置づけらしい。
    困ったことがあればそこに相談できるというところが、羨ましくもあり。
    そう言えば「さくらさん」もよく「御前様」によろずの相談事をしていたっけ。

    • mkt99さん
      nejidonさん、こんにちわ!(^o^)/

      ははは。確かにさくらはよく御前様に相談していましたね!(^o^)
      何の回答もなく、ただ...
      nejidonさん、こんにちわ!(^o^)/

      ははは。確かにさくらはよく御前様に相談していましたね!(^o^)
      何の回答もなく、ただ話を聞いてくれるだけでいいんですよね。
      御前様もいつも、「困った、困った」しか返事していなかったように思いますし。(笑)

      「あかんやろ」

      これは最高のアドバイスですね!(^o^)v
      これを聞けば誰しも「ありがたいこってす!」ですね!(笑)
      2017/07/16
    • nejidonさん
      mkt99さん、こんばんは(^^♪
      コメントありがとうございます。
      さくらさんがよく「お兄ちゃん」のことを、御前様に相談していましたよね...
      mkt99さん、こんばんは(^^♪
      コメントありがとうございます。
      さくらさんがよく「お兄ちゃん」のことを、御前様に相談していましたよね。
      肉親以外にも、安心して話せるひとがいるっていいなぁと羨ましいのです。
      御前様なら、情報が漏えいすることも無さそうですし・笑
      お寺さんて、本来そういう役割も担っていたのかもしれませんね。

      あかんやろって、私はよく使うんですよ。
      それを言うと、何だかダメなままでも僅かの救いを感じるのです。
      アホか、もそうですね。
      このお話もそういうニュアンスがあって、おかげでユダヤ教に僅かながら
      好意的になったワタクシです。
      僅かながら、ですからね・笑
      2017/07/22
  • 〝 むかし、貧しい不幸な男が、母親と女将さんと、6人の子どもたちと一緒に、一部屋しかない小さな家に住んでいた。家の中があんまり狭いので、男と女将さんは、言い争いばかりしていた。子どもたちは子どもたちで、うるさくて喧嘩ばかり。男は、とうとう我慢できなくなって、ラビ(ユダヤの法律博士)のところへ助けを求めにいった。さて、「ありがたいこってす!」 と悩める男に言わしめた、ラビが与えた助言とは・・・? 〟 喧噪の風景を温かみのあるイラストで愉快に描かれた、ユダヤに伝わる民話の絵本です。

  • ユダヤの民話。ずっと積本状態となっていたが、いざ読み始めるとこれが面白い。相談者である男の家の現状は相談前と変わっていないのだが、最後は満足して一件落着となる。読み聞かせに向いていそう。

  • はじめと終わりで、同じ家に住んでいる家族。
    一度、地獄を味わうと、幸せを感じられる。
    よかったねって思うけれど、人間の感じ方ひとつなんだなあと思う。

  • こじか。なかなか面白い絵本。結末は何となくわかっているが、最後まで読みたくなる本。

  • 「昔、貧しい男が、母親とおかみさんと、6人の子どもたちと一緒に、ひと部屋しかない小さな家で暮らしていました。あまりに家が小さいので、男とおかみさんは言い争いばかり、子どもたちはけんかばかりで、そのうるさいこと! がまんならなくなった男は、とうとうラビのもとへ相談へ。ラビは、男が飼っているひなどりとおんどりとがちょうを家のなかに入れて、一緒に暮らすように言います。はたして、男の暮らしはよくなるのでしょうか?」

    おもしろい。ドタバタな絵も、どうすりゃ解決するのか見えない展開も(大人は途中でオチに気付きそうだが)楽しい。シンプルなお話だが実は深い(???)
    「家のなかには家族のものがいるだけでしずかでゆったりで平和なもんでさぁ!」と困っていた本人が叫ぶのも、最後の最後で表題の「ありがたいこってす!」というのも笑ってしまう。考え方次第で、幸せはやってくるよ。っていくことかな。

    「貧しいのに何人子ども作っているんだ」など大人は心の中でツッコミどころいっぱいなのもまたおもしろい。
    ユダヤ教の指導者である「ラビ」に「正気のさたとは思えねえな?」なんて言っていいの?たしかに、「ラビ何なんこの人」って読みながら思ったけども 笑

  • ユダヤの昔話

  • 7分

  • アメリカのはなしだからよくわからなかった。

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