- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784924938922
感想・レビュー・書評
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ハンバ-トは、荷車を曳く馬として、屑鉄集めのファーキンさんと、毎日一生懸命に働いていた...ある日のこと、ファ-キンさんが波止場町のビール工場にお昼ご飯を食べに寄ったときのこと...ハンバ-トは、ロンドン市長が乗る金の馬車を曳く、毛並み良さを自慢する6頭の馬と出会う。「お前が曳くのは、鉄屑の荷車だけだろ」と蔑まされる。ハンバ-トは「世の中って、なんと不公平なんだ!」と沈みこむ...翌日、ロンドン市長誕生のお祝いパレ-ドで、金の馬車の車輪が壊れてしまったのを目撃したハンバ-トは・・・!
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ジョン・バーニンガムの絵本に嵌っている。
彼は昨年2019年の1月に亡くなったので、新作を読むことはできない。
でもまだ読んでいない作品がある。
本書もそうだ。
働く馬のハンバートとロンドン市長さんのお話。
馬の飼い主さんは、書名には出てこない。
でも、原題は、
HUMBERT Mr. Firkin and the Lord Mayor of London
で、
ハンバート、ファーキンさん と ロンドン市長さん
となる。
感情豊かなお馬さんが、ある時勝負に出て、見事に花を咲かせると言うお話。
ジョン・バーニンガムらしい作品で、心が和んだ。
真面目に生きていれば、いいことにも巡り合う。
その時には、勇気を持って機会を生かそう。
そんな教訓めいたことを付け加えなくとも、
ページをめくるごとに、ジョン・バーニンガムの世界に浸れる。
ありがたいことだ。
心温まり、幸せな気持ちになれたので、まる。
いや星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️だね。
馬が好きなら、阪急沿線で探すと宝塚線曽根駅から歩いてそこそこ、服部緑地公園の乗馬センター、神戸線園田駅からすぐの園田競馬場、あるいは今津線仁川駅からすぐの阪神競馬場に行けば見る事が出来る。 -
可愛らしい絵。馬が嫉妬したり、落ち込んだり。なんだかかわいい。
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人も動物も、いつ、なんどき必要とされるか分からないもんだね~
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人を羨んでいるだけじゃだめだよね。自分の良いところを忘れずに、今できることを精一杯がんばっていれば、いつかは自分にもチャンスは巡ってくる・・・・・。そんな前向きなメッセージを感じられる本でした。
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ストーリー自体あまりすきではない。
目立つことが何よりもいいこと。みたいな雰囲気がある。 -
純粋に子ども向けの絵本だと思うんだけど泣けてしまった。ハンバートはくず鉄集めの荷車を牽く馬。だから、って訳じゃないけど、まぁ華やかな世界とは縁がない。シンデレラみたいな感じ?でも(棚ボタのシンデレラと違って)ハンバートの偉いところは人目なんか気にせずやらなきゃいけない時にやるべきことをする勇気を持っていること。そしてロンドン市長さんは見かけなんかより大切なモノをちゃんと知っていてココロに応えられる。それを喜べる町の人たち。だけどお役人はあくまでカタチにこだわる、ってところが妙にリアルでツボにはまっちゃった(ロンドン市長さんも馬車にはこだわるって意味じゃ一種困ったちゃんではあるけれど……それは譲れない本質って意味なんだろうなぁ。「腐っても鯛」とか、「武士は食わねど高楊枝」とか???)。'02
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ジョン・バーニンガムの絵本のなかでも、絵がとても気に入りました。町の風景の色合いがとてもすてきです。ハンバートが悔しがって眠れなくなる一場面が良かった。
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絵がいい。人物も馬も沢山登場しますが、どれひとつとして手抜きがないと言えば失礼になるが、とにかく物語としてもいい話ですが、それはそれとして、絵だけでも満足でしたね。
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2022.6.30 3-2
2022.6.16 6-1