思春期にがんばってる子―お母さんもお父さんも、おまえのことが大好きだよ。たとえ学校へ行けなくても、おまえは、とってもいい奴だよ。
- 1万年堂出版 (2002年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784925253093
感想・レビュー・書評
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読みやすいが、やや重い内容。真摯に向き合って読んでいきたい。
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明橋さんの本には共感するものがあります。
他人を傷つける人は必ずどこかで傷つけられている。
甘えがなければ人は生きられない。
怒りはそれを与えた人だけに返す、もらって嬉しかったものだけを人に渡す。
自分の悩むべきことをしっかり悩み、他人が悩むべきことを自分の悩みにしない。
…など、教育・子育てについて大切なことが述べられています。
心が暖かくなる一冊。
親になる人に必ず読んでもらいたいと思いました。 -
2012.2.4 初読 市立図書館
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「・・思春期になった子供にも、してやれることが、少しはあります。
まず、一番簡単で大切なことは、話を聞いてやる、という事です。しかし思春期の子供は、あまり親に話をしてきません。親と話をするより、友達と話をしている方が楽しいからです。それはそれで良いのです。無理にこちらから、話を聞きだそうとする必要はありません。しかし、ごくたまに、親に聞いて欲しいと思うことがあります。そういう時は、いくらこちらが忙しくても、しっかり聞いてやるという事です。
話を聞くことに限らず、思春期に入ると、親に求めてくることが少なくなります。でも、ゼロではありません。ごくたまに助けを求めてくることがあります。その時に、しっかりと応えてやる、という事です。
病気になったら、病院につれていってやる。学校や部活で必要な物は、いちいち恩着せがましく言わずに、ちゃんと買ってやる。子供との約束は、ちゃんと守る。・・親にして欲しい事もたまにはある。しかしそういう時は、‘忙しい’とか‘そんなことやっても仕方がない’とか言われて、拒否されている事が多いのです。・・‘後でするから’と言って、結局忘れてしまったりします。
でも、思春期の子供が、親に頼み事をしてくる、という事は、よほどの事情があるのです。ですからそういう時は、こちらは、徹夜をしてでも、真剣に応えてやる必要があるのです。
・・ところが、肝腎な時に、親に拒否されたり、無視されたりすると、子供は‘親に何を言っても仕方がない’と思ってしまいます。特に、思春期の子供には、敗者復活戦はありません。いったん、大きく信用を失ったら、もう子供は親をあてにしなくなります。そうすると、本当に困った時にも、親に相談してこなくなります。」困った時は相談される親になりたいですね。o(^-^o)
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一度読んでみたいと思っていたのですが、購入してしまいました。長男が中学生になり、親のほうがちゃんとついていけてるのか不安になっていたところだったので、内容もどんぴしゃり(古い?)でした。「問題所有の原則」という項目があるのですが、自分の悩むべきことだけしっかり悩み、他人の悩みまでこちらにとってきて悩まないようにしよう。他人の悩みはその人に悩ませればよい。というもの。あ〜!自分のやってることはこれや!と思いました。今日出してきて、すでに2回も読んでしまいました。
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前著『輝ける子』と合わせて読んで頂きたい1冊です。本書では思春期・青年期の子どもを持つ父母たちへの警告と温かいメッセージが沢山詰まっています。明橋大二は2冊に渡って「自己評価の極端な低さ」を問題にしており、子どもが自らの存在を認めていけるコミュニケーションの取り方を具体的に説明してあります。我が子をどこまで信じられるか?子どもに言ってはならない言葉とは?そんな疑問を解消してくれる明橋大二の理論に私は大いに賛成です。
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この本も子育てに悩んだときに買った本。本を読んで心がよけいに痛くなったが、逃げずに対処しようとする前向きさがもてた。結局は本よりも気の合う相談員を見つけ、悩みを打ち明けたときの方が心が楽になることを知りましたけど。
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子供の反抗の裏には助けを求めている。親が肩の力を抜くと、子供もラクになる。具体的な内容の掲載で思春期の子供の成長を助けるために一読しておくと参考になる。