- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784931129122
作品紹介・あらすじ
数多い神話の中でも、すぐれて力強く、豊かな魅力にあふれたギリシア神話を、格調高い訳文と絵で贈ります。小学校中学年以上。
感想・レビュー・書評
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書籍レビュー: 変身!『ギリシア神話』 訳・編:石井桃子 - 六帖のかたすみ
http://rokujo.hatenadiary.com/entry/2015/11/16/193602
ギリシア神話|本をさがす|こどもの本の「のら書店」
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文体が優しい。 -
ギリシャ神話について無学だったので、導入として大変有難い本でした。
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子どもの頃にいただいた本を、オトナになって今度は自分の子どもにプレゼントする醍醐味よ。
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ギリシア神話の内容をエピソードごとにやさしく書いた本。
ふりがなもふってあり子供でも読みやすくなっている。 -
神様も浮気するし戦争するし、必ずしも善ってわけではないのだなー。
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「数多い神話の中でも、すぐれて力強く、豊かな魅力にあふれたギリシア神話を、格調高い訳文と絵で贈ります。小学校中学年以上。」
「何前年も昔から伝えられてきたギリシア神話の数々。怪物退治、恋や親子の愛上など、みりょくあふれる物語は今も色あせることはありません。」 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/770410 -
ギリシア神話は、いろんな物語で読んでいるので(星座の本、山岸凉子や里中満智子、ささやななえの漫画なども)、この本は子ども向けのギリシア神話として評価が高いと知ってはいたが、読んでいなかった。
石井桃子さんの文章だけでなく、構成も素晴らしい。
ギリシア神話はエロティックなところもあるが、そこは上手にぼかして書いてあったり、巧みにカットしてあったりすることにも感心。知らなきゃ気づかない。
例えばミノス王がポセイドンからもらった牡牛をゼウスの生け贄に捧げなかった、というのは「ヘラクレスのぼうけん」の章にあり、ミノタウロス退治は「テーセウス」の章にある。つまり王妃と牡牛の間にミノタウロスが生まれたというくだりはカット。
「ペルセウス」の章でもゼウスがダナエをあわれに思い「金色の雨となってその塔をおとずれ、ダナエをなぐさめました。」(p71)となっている。
安心して子どもに薦められます。
しかし、当たり前だけどオリンポスの神々、地上の神々や半神、ニンフ、人間と登場人物はたいへん多いので根気がある子どもでないと自力で読むのは難しいかもしれない。巻末に索引があるのは親切でとてもいいが、これを使って読み込むのにも平均以上の粘り強さが必要。
はっきり言って、さらさらっと読める本しか読んでいない子どもには無理でしょう。
じゃあどうするかというと、やっぱり読み聞かせがいいと思う。こういう物語が好きな子どもには、読んであげる。慣れないギリシア名を記憶するのも字面より耳で聞いた方がいいし、話自体はとても面白い。読むだけでちっとも頭に入って来なくて挫折するより、聞いて楽しんだ後、本当に気に入ったら文字で読むというのが流れとして良いと思う。
聞いて興味が持てないならそもそも読めないし。
もっと楽して読めるギリシア神話もあるだろうけど、これ、読まないともったいないと思うな。
「エロスとプシュケ」、前半は「美女と野獣」に、まん中のアプロディテの与える試練は「灰かぶり」そっくりで、もちろんこちらが古いから、ギリシア神話が昔話の中に組み込まれているということも多いし、もちろんオルペウスとエウリュディケはイザナギ、イザナミに似てる。いくらでも掘り下げられるのも神話の魅力。 -
ギリシア神話初めて読みました!
とにかく登場人物が多いし、聴き慣れない名前と地方の区別がつかず、何度も読み直しましたが、物語としてとてもおもしろいです!
強靭な肉体と精神をもつ若者はやはり過酷な冒険をする運命にあり、そこでも立派になしとげるのです。神様や人間、動物などみんながイキイキとしていて読み応えがありました!