暮らしの中の文化人類学・平成版

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  • 出窓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784931178267

作品紹介・あらすじ

少子化・高齢化の中で今こそ問い直される「暮らし」の意味。

感想・レビュー・書評

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    2009年度 10冊目  



     『暮らしの中の文化人類学』《平成版》



      

     波平 恵美子 著

     株 出窓社

     1999年10月22日

     213ページ 1429円+税



     本日『暮らしの中の文化人類学』《平成版》を読了。

     これがなかなか興味深い内容が多く面白い。

     女性らしい決めの細やかさで、丁寧に書き上げられている。

     

     個人的に興味深い項目としては、つぎのようなもの。

     1,節約と浪費の生活律で、ハレとケとの関連性を示されていた。

     2,女の性と霊力での、女性の不浄性。

       山や鳥居、女の家、漁における女性隔離など。

     3,若ものをめぐる問題の若者の性での夜ばいなどの問題や行われ方は具体的で、知らない事が多く書かれていた。



     波平 恵美子さんはなかなか面白い内容を取り上げられていた。

    『ケガレ=不浄』説は本書でも注目していたが、今 著者の説明を読むと、注目を集めたとのこと。

    『ケガレの構造』(青土社)『ケガレ』(東京堂)は読んでみたいと感じた。





     波平 恵美子

      1942年 福岡生

      お茶の水女子大教授

      専攻 文化人類学

      九州大学教育学部卒

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著者プロフィール

波平恵美子(なみひら・えみこ):1942年福岡県生まれ。九州大学卒業、米国テキサス大学博士課程Ph.D取得、九州大学大学院博士課程単位取得退学。佐賀大学助教授、九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)教授、お茶の水女子大学教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門は文化人類学、ジェンダー論。著書に『ケガレの構造』(青土社)、『ケガレ』(講談社学術文庫)、『文化人類学 カレッジ版(第4版)』(編著、医学書院)、『病と死の文化』『日本人の死のかたち』『医療人類学入門』(いずれも朝日選書)、『いのちの文化人類学』(新潮選書)、『からだの文化人類学』(大修館書店)などがある。

「2022年 『病気と治療の文化人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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