九月に 下

  • 朔北社
4.10
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本棚登録 : 20
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784931284319

感想・レビュー・書評

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  • 上巻からの流れで綺麗にまとまった感じ。
    アレクサがたまらなく愛おしく、暖かく、可愛い。

  • ゆっくりゆっくり読書した上巻に比べ、役者も出揃い、各人の背景・問題も明らかになった下巻では、さあこれからどうなる!?という段階に達した為、2・3日で一気読み。
    面白かった~。

    各家庭に所属しながらも、様々な唯一無二の個性を持った人物達が、繰り広げる人間模様。
    そして、一番いい季節!、スコットランドの九月に行われる、お屋敷一つ丸々ゴージャスに着飾らせた大パーティー。
    スコットランドの伝統にのっとった現代のパーティでの、その熱狂ぶり、その描写に魅入ってしまうような感覚。
    これぞ読書の醍醐味なのでは、と思う、自分が体験したこともない、これから体験することもないであろう異国の人々の人生の交差&未知の社交。ほんと素敵だし、深みがって・・・素晴らしかった。

    各人物がとても上品で趣味がいいのも、ピルチャー作品の魅力なのですね。そして生きるための家庭の食事・家事といったものが及ぼす暖かさ、人間らしさ、家族のつながりを感じさせてくれるところも。
    家事をきちんとやっていない自分にはその部分には後ろめたさを感じたけれども、とにもかくにも・・・良い良い小説。
    「シェルシーカーズ」より、私はこちらのほうが好きかも。価値観に共感・共有感を感じるところが多い小説でした。

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著者プロフィール

1924年、イギリスに生まれる。18歳より『グッドハウスキーピング』『レディーズ・ホーム・ジャーナル』等を中心に数多くの短篇を発表。代表作『シェルシーカーズ』(朔北社)は世界的に1000万部を売るベストセラーとなった。短篇、中編、長編を多数発表。2002年にOBE勲章受章。2019年没。

「2022年 『ロザムンドおばさんの花束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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