- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784931493537
感想・レビュー・書評
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https://officenomikata.jp/column/11444/
この本にも関連しますが、けさ拙稿がMedia掲載されました。戦争の悲劇をどう語り継ぐかについて思想的に深掘りしています。直接名前は出していませんが、ベンヤミンとダントーの知恵を借りました。ご高覧いただけたら幸いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
だいぶ前に長崎の書店で買った本です。
世界遺産にも登録された、あの軍艦島についての本ですが、著者の1人は実際に軍艦島に住んでいたそうで、当時の証言はとても貴重だと思います。密集した住宅街は長屋のような趣があり、密接なコミュニティがあったようです。
また、炭鉱マンらしい荒々しくも優しい父親の姿も著者は懐かしんでいるようです。
(しかし、仕方ないのですがいいところばかり書いているような気もしますが…)
「軍艦島」というのはあくまで通称で、本来は端島というそうで、著者もあまり軍艦島という単語を使いたくないのだとか。
世界遺産にも登録され、これからはどこまで保存するかがテーマになるのかなあと思いました。 -
軍艦島ツアーに参加した後、出島の土産物屋で購入。
本書の共著者である、「軍艦島を世界遺産に登録する会」理事長の坂本氏がツアーガイドだった。産業遺産、往時は濃密な生活の場だった空間に、今はただ風の音だけがこだまする、そういうメッセージを明確に語る坂本氏であった。