森は海の恋人

著者 : 畠山重篤

• 北斗出版 (1994年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[おおきに！（smoneyb)さんの感想 · 2013年10月31日]

ある人に、風景写真がこの本の挿絵のようだと教えられたので、手にとってみた。
作者は、気仙沼の漁師。海の作物は、森によって支えられている。
海の生活は、森によって成り立っている。そんな事が、とても優しいエッセイを通して、何度も何度も語りかけられてくる。
三陸沿岸の景色、東日本大震災をきっかけに通うようになった、その町や、山や、海の情景がとても優しい絵になっていた。

[librarylovers13さんの感想 · 2013年10月22日]

漁業者が山に木を植えて、下流の海を豊かにしていく。それに気づき、かつ行動に移していった著者の地域の自然を愛する確かな“まなざし”に打たれる。
東日本大震災からの復興を願いつつ。

大分県立芸術文化短期大学：
カンポ君

[tokyokaiyolibsさんの感想 · 2011年7月16日]

東京海洋大学図書館の請求記号・貸出状況はコチラ：
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=TW00043681&key=B131082101930831&start=1&srmode=0

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月23日]

上川などを舞台とした作品です。

著者プロフィール

畠山凪の祖父。1943年中国・上海生まれ。漁師。気仙沼市舞根湾で牡蠣・帆立貝の養殖業（水山養殖場）を営む。1989年、「森は海の恋人」を合言葉に漁民による植林活動を始める。2005年より京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。2012年に国連「フォレストヒーローズ」を受賞。著書に『日本〈汽水〉紀行』（文藝春秋／日本エッセイスト・クラブ賞）、『漁師さんの森づくり』（講談社／小学館児童出版文化賞及び産経児童出版文化賞）他多数。

「2022年 『ととのはたけと、うたれちゃったしか』 で使われていた紹介文から引用しています。」