赤坂版「クラス会議」完全マニュアル―人とつながって生きる子どもを育てる
- ほんの森出版 (2014年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938874926
作品紹介・あらすじ
「クラス会議」は、学級全体に関わる議題はもちろん、子ども同士のもめごとや楽しい提案も、みんなで聞いて意見を出し合います。関心を持って人の発言を聞き、ありのままに受けとめて自分の意見や気持ちをさわやかに伝える…人とつながれる子どもを育てます。
感想・レビュー・書評
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読みやすく、実践方法やポイントがわかりやすくまとめられていた。
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クラス会議の根底にあるアドラー心理学の考え方が好きで手に取った。みんなのことをみんなで大切にすることが,一人一人を大切にするということにつながると改めて確認できた。
完全マニュアルというだけあり,実際にクラス会議を始めるまでの導入の部分が詳しく書かれている。
具体に書かれているが,そのまま実施するのではなく,自分の教育観や児童の実態に合わせて柔軟に取り組むこと,そして焦らずゆっくりと目標に向かっていくことが大切だと感じた。 -
形式化してしまう学級会のデメリットを埋める手法とがはっきりと書かれていた。
準備も少なくどんな学級でも誰でもできそう。
○学級会のデメリットを埋める
全員に発言の機会を平等に保障すること
明るい雰囲気で話し合う経験を積むこと
話合いというレベルの高い営みを系統的に指導すること
個人の課題もみんなで話し合うことができること
高度な成果を求めるのではなくみんなで決めたことをやってみるプロセスを大切にする
△違和感を感じたこと
宗教や洗脳できれいなクラスにするためのルールを作る感
明るい雰囲気を維持することで、きれいな話合いになる
多数決を尊重する
時間を厳守して一定の答えを出す
週に1時間を確保すること -
子どもたちが不思議なくらい積極的になる「クラス会議」。本書は、クラス会議の実施方法を詳細に示すとともに、根底にある考え方を伝えます。OPAC → http://t.co/TJRO8S5yI2