赤坂版「クラス会議」完全マニュアル―人とつながって生きる子どもを育てる

著者 :
  • ほんの森出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784938874926

作品紹介・あらすじ

「クラス会議」は、学級全体に関わる議題はもちろん、子ども同士のもめごとや楽しい提案も、みんなで聞いて意見を出し合います。関心を持って人の発言を聞き、ありのままに受けとめて自分の意見や気持ちをさわやかに伝える…人とつながれる子どもを育てます。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく、実践方法やポイントがわかりやすくまとめられていた。

  • クラス会議の根底にあるアドラー心理学の考え方が好きで手に取った。みんなのことをみんなで大切にすることが,一人一人を大切にするということにつながると改めて確認できた。

    完全マニュアルというだけあり,実際にクラス会議を始めるまでの導入の部分が詳しく書かれている。

    具体に書かれているが,そのまま実施するのではなく,自分の教育観や児童の実態に合わせて柔軟に取り組むこと,そして焦らずゆっくりと目標に向かっていくことが大切だと感じた。

  • お楽しみ会とかの企画は1回では収まらない。黒板でなく模造紙に書く。
    ①するかしないか決める
    ②目当てを決める
    ③内容を決める
    ④役割分担をする
    しかいはこまったらみんなに聞き、アドバイスをもらう
    1週間後の個人の課題うまくいっていない場合
    ①かいけつさくをこの場で求める
    ②後日、再度クラス会議に提案する
    ③今の解決策をもう1週間試す
    クラスの場合はみんなに聞く。返事で明らかならオッケー
    難しい時は挙手で。うまくいっていない場合は①〜③を全員で多数決で選択。問題解決力も学ぶことで身につく
    掲示方法
    クラス会議は全員が主役繰り返し繰り返し伝える
    自分たちで解決策まで話し合えていることすごいことだと繰り返し繰り返し伝える
    クラスのこと自分たちで決めた!自分たちでクラス変えた!こうやって自分たちでクラスはつくっていくもの
    個人の決まったらみんなで頑張れ
    今の気持ち聞く
    罰は罰がなくなるとまた起こるから解決策でない
    あいているクラス会議掲示にやったこと書く
    頑張ったこと見える化
    5種類の動物アクティビティ
    お、おもいやり
    す、すばやく
    し、しずかに
    できるにはどうすればいいか話し合うのもいい
    選ばれなかった意見も十分に認める
    良い意見はたくさんの意見があってはじめて生まれる意見を出してくれた人、言えなかったけど一生懸命考えてくれた人本当にありがとう
    今回言えなかった人もいると思う次回より言える人が増えるといいですね
    コンプリメントは明るく始めるために
    ハッピー、サンキュー、ナイスも掛け声とポーズを
    パスしますは、みんなの前で発表する練習でもある
    パスも立派な発言
    必死に考えてくれたから、わからないって言えた時と同じ
    ハッピーサンキューナイスで出来事あってどう思ったかまで言葉にする
    拍手は自然に起こるのだけでいい
    大切なのは聞く姿勢とうなずき
    話あいはきくひとがいないと成立しない
    輪を作っておいてくれると嬉しいな
    話試合のルールできている人丁寧にほめる
    動物アクティビティワークシート作る
    どの意見もいいね
    目指しているのはみんなで助け合うクラス
    提案時、〜さんはどうして欲しいと聞く
    クラスの議題か個人の議題か最初は聞く
    スケッチブックは
    クラスの議題の時は全員に確認して賛成が過半数で承認
    一つ個人の悩み解決するそしてその子が喜んでみんなに感謝する俺もやってみようかなってなる
    〜さんと同じで、似ていて、違って、つけたしで
    これら徐々に指導
    できている子ほめる
    いい言い方はすぐほめる
    どんなアイデアもメリットとデメリット
    ある程度話し会ったらやってみようダメなら来週話し合えばいい
    決定方法写真確認
    多数決のローカルルール(ある場所だけでのルール)決めて掲示
    他のアイデア足して1番のアイデアより多ければそれは過半数でない
    決まったらみんなが納得しているわけではない。でも決まったことにいろいろ文句を言うクラスと決まった事はきちんと守るクラスどちらがいいですか?きちんと守れるクラスでしょ?
    だから決まるまではたくさん話そうでも決まったらそれはみんなで話し合って決めた事だから大切にしよう
    どんな決定も完璧はない。やってうまくいかなければまた話そう
    試行錯誤の過程がクラスを成長させる
    完璧な答えを見つけるのが目的でない
    教師は望ましい姿指摘する
    信じて見守る
    貢献や協力に注目
    結果でなくプロセスや努力の姿勢に注目
    失敗を受け入れる
    実践しようとしている姿あるか見届ける
    黒板から任せる
    司会は立候補から順番にする最初に見本を見せるため

  • 形式化してしまう学級会のデメリットを埋める手法とがはっきりと書かれていた。
    準備も少なくどんな学級でも誰でもできそう。

    ○学級会のデメリットを埋める
    全員に発言の機会を平等に保障すること
    明るい雰囲気で話し合う経験を積むこと
    話合いというレベルの高い営みを系統的に指導すること
    個人の課題もみんなで話し合うことができること
    高度な成果を求めるのではなくみんなで決めたことをやってみるプロセスを大切にする

    △違和感を感じたこと
    宗教や洗脳できれいなクラスにするためのルールを作る感
    明るい雰囲気を維持することで、きれいな話合いになる
    多数決を尊重する
    時間を厳守して一定の答えを出す
    週に1時間を確保すること

  • 子どもたちが不思議なくらい積極的になる「クラス会議」。本書は、クラス会議の実施方法を詳細に示すとともに、根底にある考え方を伝えます。OPAC → http://t.co/TJRO8S5yI2

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著者プロフィール

上越教育大学教職大学院教授。
『アドラー心理学で変わる学級経営 勇気づけのクラスづくり』(明治図書)ほか、著書多数。

「2021年 『“先生の先生”による集中討議!2 子どもも教師も元気になる「あたらしい学び」のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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