宇宙方程式の研究: 小林正観の不思議な世界 (未知世界の旅びとシリーズ 2)

  • 風雲舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784938939236

感想・レビュー・書評

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  • 例えば小林正観の普段の脳波はベータ派0%、アルファ派9%、シータ派91%とほとんどが「深い瞑想」の状態にあると言う。また、小林正観は「人の死」が見えるのだそうだ。この辺りの記述は近年の著作には見られない「オカルト」な側面が強調されている。

    そもそも小林正観は唯物論的で、すべてを実証や統計に委ねていたそうだが、旅行作家という仕事柄、各地を旅している間に、様々な「不思議な現象」を見るにつけ、あっちの世界を認めざるを得なくなったのだと。

    そして何より知的障害者としての娘を持つことが大きな契機になったと語る。小林正観はしばしば「人は3秒で語れる」と言う。一秒が過去、一秒が現在、一秒が未来を受け入れることで、人は悟れる。つまり「悟り」とは「受け入れること」となのである、と。

    面白いのがスプーン曲げの話。イライラすると曲げられないが、リラックスすると曲げられる。実は私自身もスプーン曲げは何度も成功したことがあるが、この話は本当だろうと思う。脳波としてはアルファ派からデルタ派まで。スプーンが曲げられれば、様々なことが可能になるとの話も経験的にうなづける。

    とにかく一つ一つ見ればきりがないが、いろいろ突っ込みたくなる個所はあれど、やっぱり読んでいて心が晴れやかになるのは事実だ。小林正観もたまにはいい。そして本書は彼のエッセンスが凝縮された形であるので、最初に読んでも、たくさん読んできても、気づきは多いだろうか。

  • 山本編集者がインタビューして作った小林正観論
    現在の考え方に至った経緯等がうかがえて貴重

    いろいろオカルト的だったり怪しい感じはある。
    仏教も小乗と大乗を区別しつつ、ごっちゃに…。
    でも、本質的な解釈の実例をみたように私は思う。

  • 講演会を聴いた後だったので、頭にどんどん入ってくる感じ。(HPの日記より)
    ※2001.8.3購入@読書のすすめ
     2001.8.8読書開始
     2001.8.11読了
     2006.10.9売却済み

  • いかに不平不満を言わないか、嬉しい・楽しい・幸せを見つけるか、ありがとうと感謝することができるか。

  • 娘さんのエピソードが一番印象的でした。

    ・筋肉に障害がある娘はいつもニコニコ笑っているが、運動会の競走では毎回ビリの6位。ただ、今年は5位になれそうだと妻が言う。同じクラスの女の子で、怪我をした子がいた。その子が娘と同じレースで走るために、5位になれそうとのこと。運動会が終わったら、妻が笑顔で帰ってきた。結局娘は6位だったが、こんなことがあったそう。スタートしたら、怪我をした女の子が転んだ。前を走っていた娘は引き返して、転んだ女の子を助けて、一緒に走ったという。ゴール直前、前を走っていた娘はペースを下げて、女の子の背中をぽんと押したという。娘は6位でゴールしたけれど、みんなが大声で声援して拍手を送ったそう。

    ・仕事とは、頼まれごとに仕えること。businessとは、busy(忙しい)な状態をさす。頼まれごとを忙しくこなしているのは、嬉しい状態。頼まれごとを人のためにこなすのは、「偽り」。頼まれごとに仕えることは、自分のためでもあると思うと、自分に成果が返ってくる。

    ・トイレをきれいにするとエゴが消える。北野武は、師匠に言われてからずっとトイレを綺麗にすることだけは続けてきたとか。

    ・結婚とは、折り合いをつけること。3年で恋愛は終了、以降はお互いを尊重する期間。子ども、配偶者を自分より低くみずに、尊重すること。外で厳しい生活を送っている人は、家の中が温かくなる。逆に中が厳しい人は、外で温かい生活を送る。バランスだから、結婚しなくても大丈夫。出会う時に自然に出会うものだから、焦る必要はない。かつ、自分がいる位置のすぐ横にいる人に手を伸ばすのでなく、自分を上に高める努力をすると、より高い相手と出会えるようにある。

    ・ある教室では、生徒全員が満点をとるまで、テストを繰り返すという。すると、その先生のクラスは生徒全員が笑顔になる。落ちこぼれがいなくなるから。ゆとり教育といって、教育の質が落ちているけれど、生徒全員が学ぶことに満足する教育が望まれる。

  • 買ったんやけどなぁ・・・
    どっか行ったw
    誰かに貸したかなぁ・・・。

  • この本も中々いいのですが
    「お金と仕事の宇宙構造」と言う
    本と合わせて読まれるといいかと
    思います。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。中央大学法学部卒。心学研究家、コンセプター、デザイナー、SKPブランドオーナー。学生時代から人間の潜在能力や超常現象などに興味を抱き、独自の研究を続ける。年に約300回の講演依頼があり、全国を回る生活を続けていた。著書多数。2011年10月12日永眠。

「2023年 『笑顔で光って輝いて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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