ルフラン ルフラン

著者 :
  • プチグラパブリッシング
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本棚登録 : 332
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939102936

作品紹介・あらすじ

「ルフランルフランひっこしひっこし、おうちがゆっくりはしります…」ちいさな女の子ルフランは、ひっこしの途中で王冠を見つけます。それは、森に住む男の子、ケナゲナのものでした。2005年度アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 荒井良二さんの本で、はじめて読んだのがこの作品でした。

    というか、私が絵本作家を目指そうと決めた頃に読んだのがこの本でした。

    今思うと、絵本の良さ、全然わかっていなかったなあ。

    大体一年前ですが

    この絵本がいかにすごいか、子どもにとってどれだけ素敵な絵本か

    今ならやっと 私なりに説明できます。



    発想の自由さ
    お話を通して、発想の仕方を教えてくれる
    現実にはないような、誰も答えを知らないような生き物や物体がいっぱい出てくる

    これらって

    想像力・思考力を高めてくれる大きなポイントなんですよね。

    「こんな発想しちゃっていいんだ」っていう許容があって
    「こういう視点で見てみたらいいんだ」っていう誘導があって
    「なんだろうこれ?●●かな?△△かな?」っていう問いかけがある。

    全て、子どもたちの自由な発想を引き出す引き金になっています。

    そういう意味で、
    本当に子どもにとってよい本なんだなあと感じます。

    大人が楽しむとしたら、
    ロジカルな方なら、どこでどんな風に子どもの発想のフックを盛り込んでいるんだろうとか
    感性豊かな方なら、鮮やかなイラスト、言葉の表現などで十分に楽しめると思います。

    ーーーー

    written by ごじゃるde142(@gojarude142)

  • とってもハッピーでダイナミックな色彩に心落ちつかされます。「ケナゲナ ルフラン。」名前を呼び合うだけで幸せな歌が流れるよ。素敵な絵本です。

  • とてもリズミカルなお話(文章)。声に出して読んでみたのですが、「ルフラン」「ケナゲナ」と、響きが良かったです。つるのブランコと大草原の見開きページが特に好きです。

  • ルフランルフラン
    ケナゲナルフラン

  • まるで子どもの落書きのような絵と「ルフラン ルフラン」という呪文のような言葉が繰り返し出てくるのが特徴の本。

    絵のダイナミックさと音読すると音の響きが楽しいです。
    ケナゲナがかわいい!

  • 絵は好き嫌い分かれるかも。私は好き。この本は特にオシャレです。おうちごと引っ越しするルフランと友達になったケナゲナ。誰が読んでも同じメロディで歌が出来そうなそんな絵本。

  • 大人むけだと思うけど、それにしては内容が子供っぽかった。

  • 落し物の王冠を届けたルフランが体験する不思議な時間が広がる絵本

  • すごー!!
    意味不明(笑)

    ルフランルフラン のひびきがいいので
    音読したら楽しい

    家を引っ張ってお引越するルフランちゃんの話

    ルフランって
    リフレインのフランス語読み?とか?

  • ページをめくって「はっ」となる瞬間があります。強い印象を残った。

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著者プロフィール

1956年山形県生まれ。『たいようオルガン』でJBBY賞を、『あさになったので まどをあけますよ』で産経児童出版文化賞・大賞を、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を、『こどもたちは まっている』で日本絵本賞を受賞するほか、2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど国内外で高い評価を得る。また、NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを担当、2018年まで「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」芸術監督を務めるなど、その活動の幅を広げている。

「2023年 『みんなたいぽ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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