マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣

  • パンローリング
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939103407

感想・レビュー・書評

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  • 仮面ライダーウィザードが地上波で始まりましたが、私はこちらのマーケットウィザードのほうが興味があります。
    「リスク資金は資金全体の5~10%を上限とする」「利が乗っているポジションはできるだけそのままに、やられているポジションは早く見切る」等投資の基本原則が対話形式でまとめられている。

  • 読了
    大変面白く読めた

    よくある項目ごとはなくトレーダーごとにインタビューの内容をまとめているので、そのトレーダーの人となりや物事に対する考え方、相場に向き合う姿勢や投資哲学などがとてもよくわかる。

    また、まったく違うタイプの手法を取り入れているのに、同じ意見が見えたりするところも、興味深い。

    著者本人もトレードに対して造詣が深いため、質問の要点を捉えており、的確にトレーダーの人物像を鮮明に浮き上がらせていると感じる。

    個人的には二段に分かれていて文字が小さいため読みにくいという物理的障害があったが、内容は唯一無比であると感じる。

  • 「『切り抜き』ではなく、一貫したインタビューを聞けるところがいい」
    本書を読み始めたとき、成功しているトレーダーのコメントは最近ではYouTubeなどのSNSで聞くことができるし、本書のインタビューに応じているトレーダーのほとんどが先物や債権などを専門としており、現在の金融市場とは異なるため、2人くらいのトレーダーのインタビューを読み終えたら本を閉じようと思っていました。しかし、専門としている金融商品は違えど、先代の著名なトレーダーの話は興味深く、結局のところ読了してしまいました。
    現在SNSなどで散見されるトレーダーのコメントは、どれも彼らの話の一部しか公開されていないので、本書のように一貫して自身のトレードスタイルや見解を詳細に語っているものは、その質問やそう回答する背景がわかるため腑に落ちやすい。
    本書の中には、少し皮肉屋のトレーダーがいたり、トレードを始めたばかりの頃に経験したドローダウン以来、一度も同じ経験をしてないと断言しているトレーダーが何人かいたのは興味深かったです。本当にそれ以降ずっと勝ち続けているのか真実はわかりませんが、それほどの自信がなければ、これほどまでのトレーダーにはなっていなかったと思いました。

  • トップトレーダーの成長過程がわかる。
    非常に面白い。

    ・投資出身外の方もいる。
    ・投資は自己責任。急激に資本を伸ばしてくれる
     ものだが、反対に判断を間違えれば、急速に
     資本を奪っていくもの。
     →注文時にセル/バイポイントを入れておく。 
    ・1アイデアに対して、振り分けて良い自己資本は
     5%が目安。
    ・極力相関性の低い資本への分散投資。

  • 2021.9.1 読了
    端的に言って神本だった。
    偉大なトレーダーたちの投資手法、成長過程が伝わるように描かれていると感じた。
    これをきっかけにコモディティやオプションなども興味が広がり、今後の投資戦略の視野を広げる画期的な一冊になった。
    繰り返し読もうと思う。

  • 2020年2月16日に紹介されました!

  • お腹いっぱいのボリューム。先物、通貨、株式の市場変化と投資家の心理・考え方をインタビュー形式で追体験できる。安定的に高い成果を出すためにはテクニカルな部分も重要な一方で、心理面の重要性を感じることができた。

  • ・トップトレーダーの共通点
     ・障害を克服し成功を夢見て一生懸命
     ・自身に効果的な方法を見つけ、それに忠実に従う。自己規律。
     ・起きている時間の殆どを市場分析とトレード戦略のために費やす
     ・厳格なリスクコントロール。損切り
     ・適切なトレードチャンスを待つ忍耐力
     ・独立して行動する
     ・損もトレードのうち
     ・トレードが大好き

  • 【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト第4位】
    【2017年度版第2位】

    先物と通貨:マイケル・マーカス
    「ファンダメンタル、テクニカル、場味、この三つがそろった時、初めて最高のトレードが可能になる。」
    「僕の知っているトレーダーでトレードを続けている人は、例外なくバランスのとれた人生を送っていて、トレード以外の楽しみもしっかり持っている。」
    「だからうまくいかなかった時にストップするポイントを決めておいて、早めに損切るようにした。そうすれば、だいたいいつでもよくなったのさ。」
    「つまり、高いEPS(一株当たり利益)で低いPER(株価収益率)がいいわけだね」(シュワッガーのQ)

    先物と通貨:ブルース・コフナー
    「もし、自分自身がトレードに全精力を傾けられるのであれば必ず報われるという、一見誰でも見落としがちなことだった。ポジションをとって訓練を重ねれば、必ず儲けることができるということを教えてくれた。」
    「一つは、今日とは全く異なった世界のことについて想像できる能力とそれが現実的にあり得ると考えられる能力だ。」
    「そしてプレッシャーの中にあっても常に理性を保ち平静を装える能力、これが二つ目だよ。」
    「もしファンダメンタル的に自信を持っていたとしてもテクニカル的に変化があれば、いつまでも最初の考えに固執しない。」
    「そしてトレーダーが『…になってほしい』だとか『…であればいいなぁ』というのは破滅的な考えだ。」

    先物と通過:リチャード・デニス
    「結局は何と言っても損を最小に抑えて短期間で大儲けできる数少ないチャンスのために資金を留保するように努めるべきなんだ。」
    「ある特徴によってトレンドを定義することよりも、一貫してトレンドに乗っていることを確認することの方がおそらく重要だろう。」
    「小さくトレードしなさい。なぜなら、初めのうちはそれ以上悪くなり得ないほど出来が悪いからだ。自分のミスから勉強しなさい。自分の資金の日々の増減に振り回されてはいけない。一回一回のトレードの結果がもつランダムな性格ではなく、自分が正しいことをやっているかどうかに焦点を当てなさい。」(初心者のトレーダーに向けて)
    「デニスのアドバイスの中で特に有益だったのは、トレードについて最も考えたくない時、つまり損をしている時こそ、最もトレードに集中しなければならないということだった。」(シュワッガーの結び)

    先物と通貨:ポール・チューダー・ジョーンズ
    「私はいつも新高値や新安値の手前で半分手じまい、残りはそのポイントを超えたら手じまうというようにしている。」
    「私はトレードがうまくいかない時はポジションサイズを落とし続ける。」
    「ナンピンをしないこと。トレードがうまくいかない時は枚数を減らすこと。」
    「常に自分自身とその能力を疑ってみる。自分はうまいんだなどと思ってはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。」
    「カネ儲けに執着するな。自分が手にしたものを守ることに執着せよ。」
    「トレードにおいて最も重要なルールは、巧みな攻撃ではなく防御だ。」

    先物と通貨:ゲーリー・ビールフェルド
    「一番重要なのは自己規律だ。二番目は忍耐だと思う。もしうまくポジションがとれたら、それを継続できなければならないわけだからね。三番目は相場に入っていく勇気だ。資金が充分あれば勇気も出る。四番目に潔く損を出せることだ。これも資金量と関係がある。五番目に、勝ちたいという強い願望が必要だ。」

    先物と通貨:エド・スィコータ
    「多くの良いシステムは、トレンドに追随することをベースにしている。生ある者は全てトレンドに従っているんだ。」
    「良いトレードの要素とは、(1)に損切り、(2)に損切り、(3)に損切りだ。」
    「(a)損切りは早く、(b)利喰いはじっくり、(c)ポジションは小さく、(d)躊躇なくルールに従う、(e)ルールを変えるべき時を知る。」
    「トレードしていく上で、自分より優れたトレーダーを探すんだ。そして自分でも好きになれそうなやり方を何か見つけることだ。」
    「勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。負けるのが好きなように見える人もいる、だから、彼らは負けることによって手に入れるんだ。」

    先物と通貨:ラリー・ハイト
    「一つは、賭けなければ、勝つこともない。もう一つは、全てのチップがなくなれば、もう賭けることはできない。」

    株式トレーダー:マイケル・スタインハルト
    「ここぞという時にアクセルを踏める神経とスキルをもっているかどうかが、普通のトレーダーと特別なトレーダーの分かれ道である」(シュワッガーの結び)

    株式トレーダー:ウイリアム・オニール
    「上がらない限りそれは良い株ではない。」
    「一銘柄の損は七%までに抑えるというのがわたしのルールだ。買値より七%下がったら、自動的に成行で売る。一瞬の躊躇もない。」

    株式トレーダー:デビット・ライアン
    「機関投資家が所有していることが望ましい。」
    「唯一の最も重要なアドバイスは、自分のミスから学べだ。これがトレーダーとして成功する唯一の道だ。」
    「売買日誌をつけることがライアンのアプローチには不可欠な要素である。株を買ったらその理由をチャートに書きとめておく。手じまう時や買い増しする時も、新しいチャートにコメントを付け加えておく。」(シュワッガーの結び)

    株式トレーダー:マーティ・シュワルツ
    「最も重要なのは、マネー・マネジメント、マネー・マネジメント、マネー・マネジメント。成功した人は誰でも同じことを言うはずだ。」
    「自尊心なんてクソくらえ。金儲けの方がもっと大事だ。」
    「損切りを覚えなさい。金儲けで最も重要なことは手に余るほどの損を決して出さないことだ。」

    好対照のふたり:ジェームス・B・ロジャースJr.
    「相場というのは私が思っているより上がるし、思っているより下がるものだ。」
    「自分が何をしようとしているかわからない限り、何もすべきではないということをすぐに学んだ。」
    (以下、シュワッガーの結び)
    1割安を買う
    2キッカケを待つ
    3ヒステリーを売る
    4注意深く選択する
    5柔軟性を持つ
    6従来の知恵に従わない
    7損しているポジションは、どのような時ホールドすべきか、手じまうべきかを知る。「ファースト・ロスは、ベスト・ロス」

    フロアからの視点:ブライアン・ゲルバー
    「ナンピンは決してしないこと。」
    「大きなサイズでトレードし過ぎること。利喰いが早過ぎること。」

    フロアからの視点:トニー・サリバ
    「明瞭な思考、集中力、厳しい自己規律。中でも自己規律が一番だ。理論を見つけ、それに厳格に従うことだ。ただし、その理論に誤りがあると感じたら、思い切って変えてみる柔軟性も必要だ。」
    「市場を尊敬すること。何でも鵜呑みにしないこと。家へ帰ってからも勉強すること。毎日反省すること。」

    【総評】
    いわゆる青本。広く知られている歴史的名著。
    多くの金言に彩られているが、中でもエド・スィコータの
    「皆、相場から自分の欲しいものを手に入れる」
    という有名なフレーズは、著者のシュワッガー自身が
    最も気に入っているであろう、シリーズを通しての
    時を超えた名言中の名言である。

  • 数多く出版されてる投資の本の中で

    最も面白いし参考にできると思います

    成功してきた投資家をうまくインタビューしていて投資をしている人はもちろん
    してない人でも充分楽しめます

    テクニカル派とファンダメンタル派

    為替 商品 株式 債券

    偏りなく話が出てくるので自分にあった
    投資をするきっかけになる本だと思います。

    個人的にはスイコータの話が好きです

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