- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784946432705
感想・レビュー・書評
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国の成り立ちや宗教の話なんかが興味深かった。
それにしても、ものすごい人たちだなぁ…
宮崎駿さんが 「先輩方、教えてください!」みたいな感じなのがまた良い。 -
ヨーロッパ人というのは、大雑把にいえば二種類ある。
一つは貴族を含む上層階級で、親戚がヨーロッパじゅうにいる。ベルギーにもぼんにもアムステルダムにも、パリにもジュネーブにもいるという、そういう仕掛けになっている連中です。こういう連中は、戦争がおこると困るわけです。インターナショナリストというより、むしろコスモポリタンです
メージャー首相は、貴族階級でなく、サーカス芸人の息子で、高等教育を受けていない
ジブラルタル 1713 ユトレヒト条約というスペイン王位継承戦争の講和条約で譲った イギリス領
ギリシャがトルコに支配されたことから、イスラム世界の賢人たちが、アリストテレスなどを勉強していた。それをヨーロッパが取り戻して、キリスト教神学をアリストテレスの哲学で整えていく
騎士道は、イスラムから11世紀頃輸入した
西洋の城郭、あの凹凸の矢狭間などもイスラム世界からもたらされた
アリストテレスがヨーロッパにでてきたについては、最初にエジプトのアレキサンドリアでアラビア語に訳されているのです。そのアラビア語版を、スペインのトレドでラテン語に重訳したわけですね
だから、おそらくは、ギリシャ語からアラビア語に、それからラテン語に直した。その間にずいぶん違ってきたんじゃないかと思う
スペイン語でフラメンコというのは「異なるもの」という意味。フランダースから来た人たちに支配されてきた。スペインの人たちとは異なるものの人たち、異人、外人ですな。それでフラメンコと読んでいた
スペイン語でフラメンコはオランダ人という意味 -
購入時何度も読んだ本ですが再読。
対談本、というか鼎談本なので気軽に何度も読めます♪
天下の宮崎駿も堀田善衛・司馬遼太郎、2人の前ではさすがに三下か(笑)
(そもそも分野が違うんだけれども)
この2人、得意分野のことを喋ってるんだろうけれどもそれにしても凄い。
今更ながら恐るべき知識量・・・。
この2人の中に入っていってる宮崎駿もさすが・・・。
文庫本が出てるらしいので購入してまた読み返そうと思ってます。 -
宮崎駿の関連でこの本を読んだ。いやはや、とんでもない鼎談だ。博覧強記ぶりに恐れ入る。それをしっかりと受け止める宮崎駿もただ者ではない。若い時から秀才だったというが、本当にそうなのだろう。
惜しむらくは、あとがきの宮崎駿の言葉の通り、私も一つ一つの言葉の定義をきちんとしておかないものだから、交わされる話題についていけない場面があった。それでも、とんでもない知性が展開する場面に居合わせる喜びは十分に味わわせてくれる。