永遠のセラティ: 自然流ランニング哲学 (ランナーズ・ブックス)

  • ランナーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784947537287

作品紹介・あらすじ

動物から感じ、動物のように走り、自然をそのまま食べることを説いた。自然流ランニング哲学者、パーシー・セラティ。彼が亡くなって15年。ランニングを思想面からとらえた日本で最初の本。

感想・レビュー・書評

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  • 肥満から始めたジョギング。
    ゆっくり走っていたら走るのが楽しくなって、山中湖一周マラソンに出た。
    自然に抱かれて走るのが楽しくてたまらなかった。

    セラティの「チャンピオンへの道」は
    必読書だよ。
    そう先輩ランナーにすすめられて
    探しに探したけど、なかなか見つからなかった。
    そんな中出合ったのがこの本。
    約二十年眠っていたこの本を倉庫で見つけた!

    予想通りだった。
    セラティは「野獣になれ!豹になれ!」
    と叫ぶ。
    日本人の走るスタイルは腰掛けスタイルだと言う。
    なるほど
    重要なのは到達することでなくそこに達する道筋

    自然の中を走りたくなる。
    砂丘を走り坂道をかけのぼりたくなる。

    セラティは哲学者であり
    芸術を愛し、
    人の人たる所以を掘り下げ
    人の心を解放させるべく
    走った人なのだろう。

    チャンピオンへの道がもうすぐ届く。
    楽しみでならない。

  • 著書を読んで感激し、直接セラティに会いに出かけた著者のメモワール。若干感傷に流され気味なところを、もうひとりの著者山西氏が補うという構成。晩年の、理想と現実との相克に悩んでやや現実のほうに傾いてしまったらしいセラティのすがたが描かれている。セラティという人を初めて知って、興味を持って読んだので、もう少し客観的な伝記部分もほしかった気も。でも、なかなか手に入りにくいセラティ関連本の1冊なので、貴重だった。

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著者プロフィール

山西哲郎(やまにしてつろう)
鳥取県出身。中学時代からから走り始め、東京教育大学(現 筑波大学)で箱根駅伝に出場、マラソンを始める。ボストンマラソンをはじめ国内外の大会に出場。大学生や市民ランナーにランニングの指導を続けている。元ランニング学会会長、日本オリエンテーリング協会会長、雑誌「ランニングの世界」(創文企画)編集主幹、NPO法人日本市民スポーツ海外交流協会理事長、群馬大学名誉教授。主な著書に『ランニングダイアリー』(不昧堂出版)、『ランナーズブック』(窓社)他。

「2016年 『三途の川を走って渡ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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