トレイルランナー鏑木毅

著者 :
  • ランナーズ
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784947537799

感想・レビュー・書評

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  • 2008年のUTMBで4位入賞した直後に出版された1冊。鏑木さんの生い立ち、陸上との関わりから、トレイルランで一躍有名人になるまでが描かれています。

    実はこのあと、役所を辞め、プロランナーとなられたのですが、その後は故障や年齢による衰えから、厳しい時期を迎えます。そして、50歳で最後のUTMB挑戦に至る。そのあたりが近著「マインドセット」には詳しく描かれていて、なかなか感動的でした。

    「マインドセット」での深みのある話に比べると、本書は今一歩なのは仕方ありませんね。ただ、トレイルランの楽しさ、練習法、具体的なコースなどが紹介されていて、トレイルランの入門書として読むのであれば、こちらのほうが適していると思います。

  • 先日、トレイルレース初参戦してきたばかりで、その時の感動がまざまざと思い返せて共感しました。
    レースでありながらランを楽しむ自然を楽しむといった感覚。他の競技者との心の通い合いなど。
    まぁ、著者さまの足元にも及ばぬへっぽっこなので、トレイル10k部門の完走がやっとでしたが。

    トレイルランニングって、ランナーにとっては御褒美のようなスポーツだと思った。身体はホントにしんどいけどね…汗

    この新参のスポーツの日本でのこれからの懸念は、登山道という公共の通路を大会などで半ば我が物顔で占有する競技と見なされ、登山者との軋轢が高まるのではないかと。皇居ランナー問題でもその例にあるように。

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著者プロフィール

1968年、群馬県生まれ。日本を代表するプロトレイルランナー。早稲田大学競走部に所属し、箱根駅伝を目指すも、故障で断念。公務員をしていた28歳の時、野山を走るトレイルランニングと出合う。2005年には日本国内の三大レースを制覇。’07年世界最高峰の100マイル(160キロ)レース「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」を日本人過去最高位の12位で走破、’09年には3位入賞を果たす。以降、’12年まで連続出場。’19年に50歳にして再びUTMBに挑戦。125位で完走を果たす。

「2022年 『50歳で100km走る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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