独立のすすめ―名著「学問のすすめ」より現代に生かせる知恵を再編集

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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784947767110

作品紹介・あらすじ

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」はあまりにも有名ですが、実際に『学問のすすめ』を読んだことがある人は少ないのでは? 『学問のすすめ』は明治時代に発行された本で、当時は17冊の小冊子だったそうです。その累計部数はなんと340万冊にものぼったとか。当時の人口は4000~5000万人ぐらいですから、まさに大ベストセラーです。

諭吉は『学問のすすめ』の中で、学問の必要性を説いていますが、その中でキーワードとして何度も出てくるのが「独立」という言葉です。『学問のすすめ』の趣旨は「独立のすすめ」でもあるのです。

バラバラに出た本なので、こことここがつながっているほうが読みやすいのに…と思う部分もあります。そこで、多少価値観が古い部分は思い切って削除し、文章の順番を大幅に入れ替え、新しく『独立のすすめ』として1冊の本に仕上げました。現代語訳にあたっては、諭吉の文章のリズムをなるべく生かすよう心がけました。

なぜ世の中には偽物があふれているのか、なぜ優秀な役人が愚かな政治をするのか、働きたがらない人は何が問題なのか、人が期限を守れないのはなぜなのか、自分をよくしようと思わずに人を引き摺り下ろそうとする行動はなぜなのか……こういった現代に通じる諸問題について、諭吉の考えをぜひ読んでみてください。

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著者プロフィール

1935~1901年。豊前中津藩(現・大分県中津市)下級藩士の次男として生れる。19歳の時、長崎に蘭学修行におもむく。その後、大阪で適塾(蘭方医、緒方洪庵の塾)に入塾。1858年、江戸で蘭学塾(のちの慶應義塾)を開く。その後、幕府の使節団の一員として、3度にわたって欧米を視察。維新後は、民間人の立場で、教育と民衆啓蒙の著述に従事し、人々に大きな影響を与えた。特に『学問のすすめ』は、17冊の小冊子で、各編約20万部、合計で340万部も売れた大ベストセラー。その他の著書に『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』など。

「2010年 『独立のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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