Imagine

アーティスト : JohnLennon 
  • CAPITOL (2000年4月11日発売)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0724352485826

感想・レビュー・書評

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  • すごく平和的で美しい面とすごく皮肉っぽい面があるところはジョンと同じなアルバムだなーと思います。前者的な曲ではもちろん"Imagine"とか、"Oh My Love"は最強のラブソングだと思うし、後者の曲は"Crippled Inside"がメロディーの軽快さと歌詞の強烈さが絶妙で好きです。

  • 71年。ジョンの最高傑作アルバムはこれだろう。フィル・スペクターもプロデューサーに名を連ねているが,60年代の彼のサウンドとは全く異なるシンプルな音。スペクターの仕事は,エコーとストリングスか。ポールを批判した‘How Do You Sleep? ’は好きになれないが,‘Oh Yoko!’はいい。

  • 1.イマジン
    もはや説明不要の世界的にポピュラーな歌であろう。

    我々が訴えれば単なる理想論であるかもしれないが、ジョンがその声と歌で、それを訴えると世界を変えるリアリティをもってわれわれの心に響く。
    しかし、この歌はジョンのみが歌うことを許された歌ではなく、本当は、すべての人間の中にポテンシャルとして内在している平和の可能性ではないだろうか。

    2.クリップルド・インサイド:
    「僕たちは、外面をいろいろと取り繕うことができるかもしれないが、隠すことができないのは心がいびつになったとき」と、ポップな曲調で皮肉っているかのような歌。
    ひょっとしたら、その皮肉はジョン自身に対してもある種の自覚的に向けられていたものであったのかもしれない。

    3.ジェラス・ガイ
    「僕は、ただ嫉妬深い男なんだ」という内容とは裏腹に、実に美しいメロディと歌声で「告白」するかのようにうたっている。
    ジョン屈指の名曲。

    4.イッツ・ソー・ハード
    「人生ってきつい。時々やりきれないって思う時があるよ。」
    なんてことを、あの偉大なるミュージシャン、ジョンの口から聞けば、我々労働者にとっては、「あぁ、ジョンも一緒なんだな。」という共感と励ましの詩に思えるかもしれない。

    5.兵隊にはなりたくない
    暗い曲。ジョンならではの反戦曲であろう。

    6.真実が欲しい
    お気に入りの曲。
    歌詞は、テンポ合わせのようなものだろうが、やはり曲がノリノリだ。バックの低音がいかしている。
    最初の出だしがいい。

    7.オー・マイ・ラブ
    これも、アルバム屈指の名曲だろう。
    繊細な曲。

    8.眠れるかい?
    ポールに対する悪口を歌っている。
    「イマジン」での理想論とは裏腹にこんな曲も同じアルバムにはあるのだ。

    9.ハウ?
    「どっちに向いているかわからなきゃ、どっちに進んでいいかわからないよ」
    と、半ば自嘲気味に、そしてなにかを我々に語りかけるように、やさしく問いかけるように、反語を伴いつつ、ジョンは歌う。

    10.オー・ヨーコ
    はじめに聴いた時は「24時間ずっと、ヨーコ、君とはラブラブだ」、こんな歌のどこがいいんだろう、気持ち悪いだけだと思っていたが、
    どうも、ジョンが歌えばそれだけではないように思えてくるのは、見事にはめられているのであろうか。
    my love will turn you on!
    人を愛するということは、それだけ全身全霊で、自分のすべてを捧げてしかるべきものなのだ。

  • いつまでも残り、聴いて欲しいアルバムです。

  • 「左翼」とか「右翼」とか、そういう「」付きの「思想」から抜け出せる程、自分が強くなって、自分の言葉を持てるようになった時、もう一回この歌を聞いてキチンと感想を書きたいと思う。


    あれは「右寄り」、こいつは「左傾」、そういう緩やかな思考停止が人をどれだけ怠惰にしているのだろうか。

    言葉を考える前に分類してしまってはいないか。キーワードで全てが理解できると思ってはいないか。裸の王様を見て「おい、あいつ実はなにも着てないぞ」と言う前に、自分は本当に服を着ているのか省みるべきではないのか。

    濁っているなどとは言うつもりはない。ただ、「何か」が混ざっている目では、「国境のない世界を作ろう」と訴えるジョンの中にも、きっと「何か」を勝手に見出だしてしまうと思う。


    言葉と言葉を、最初から分銅の載っていない天秤にかけることができる程は、僕も、そして戦後日本もきっと成熟してはいないと思う。

  • 1971年発表のよくも悪くも彼のイメージを決定づけたアルバム。どんどんビートルズが巨大で不気味な存在になっていくのを一番嘆き苦しんだのは彼でした。だからこそ解散後のソロではとことんリアルな一人のただの男にこだわり、ビートルズの幻影を粉々に壊すことこそが彼のテーマでした。そんな彼の理想主義が形となり、強いメッセージ性と大衆性がうまく調和した作品がこのアルバムだと思ってます。『Imagine 』『Gimme Some Truth』『Oh My Love』『How Do You Sleep?』『How?』と好きな曲ばかりですが中でも嫉妬深い弱い男を描いた歌詞と美しいメロディーが胸を熱くするナンバー『Jealous Guy』には涙です。

  • 大好きだーほんと好きだー

  • やさしい

  • ピアノでたまに弾くけど!
    ジョンレノンの歌いいな;)

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