VIOLINISM: ACOUSTIC BEST

アーティスト : 葉加瀬太郎 
制作 : STEVIE WONDER  MARCOS VALLE 
  • プライエイド (2000年8月31日発売)
3.71
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4540994000038

感想・レビュー・書評

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  • いきいきとした動きのある音色
    【アルバムの位置付け】
    ・2006年発売の「Sweet melodies」が同じような曲を包含しており、本作品を買うに際してはその点がひっかかりとなると思います。
    ・「Sweet melodies」もピアノとバイオリンというスタイルでアコースティックという点は同じです。「Sweet melodies」は楽譜と同時発売ということで、演奏教本的な色彩が強く、音に遊びの少ないアルバムになっています。
    ・対して、本作品は、アコースティックといいながら、タンゴアレンジの情熱大陸など、かなり活き活きとした動きを感じることができる点が、レビューでも高い評価を得ている点だと思います。
    (アルバムコンセプトが、アコースティックと言っても、もともとエトピリカのようなもともと、アコースティックな曲も多いのは気になります)
    曲数の多さなら「Sweet melodies」。音の楽しさということなら、本作という選択になるのではないでしょうか。

    【コンポーザー、エンターテナー、オーガナイザーとしての葉加瀬さん】
    ・葉加瀬さんの演奏スタイルやテクニックが秀でていることは言うまでもなく、この頃から
    すでに作曲者としての卓越性、幅の広さ、創造性を感じることができます。
     また、葉加瀬さんの場合は、エンターテナーというだけではなく、イベントなどのオーガナイザーとして広く人をまとめ、世の中に訴えかける力が卓越していると思います。

    ・クラシックというのは、昔の時代の貴族の音楽、昔の富裕層の音楽という
     限定的な趣が強く、曲の抑揚、物語性、長さ、どれをとっても今の僕らの生活になじむものが少なかったり、もしくは聞く前に相当の知識というか聞くための慣れや努力を要求する面があると思います。

    ・そこを越えたのが、葉加瀬太郎さんのようなベースをクラシックで整えていながら、
    それを越えた、今の活き活きした心地よい音楽を作っていっている方々なのだと思います。

  • この頃はまだ今より熱狂的に好きではありませんでした 汗

  • BGMには向かないかも。というのも激しいのと穏やかなのが入り交じっているから。
    アルバムとしては素晴らしい出来だと思います。
    チィゴイネルワイゼンの超絶技巧に惚れます。

  • 葉加瀬太郎という人物をこれで初めて知りました。情熱大陸も元になる音楽も入っていて非常に良い。

  • 葉加瀬太郎のCDで一番最初に買ったものです。最初はこんなものかなと思ったのですが、後から聞き直すととんでもない!名盤だと思います。

  • 地元の新星堂行ったら偶々掛かっていたCD。その時掛かっていた曲はブラームス『ハンガリー舞曲第1番』。初めて聴いたときは、はらわたを掴まれたかのように鼓動が強く早く打ちはじめた。この『ハンガリー舞曲第1番』は本当に泣ける。ヴァイオリンの音色が、自分の琴線にぐいぐいと体当たりしてくるような感じ。個人的には、この一曲のためだけに3000円払って良かった。

    余談になるが、このCDの12曲目『Once upon a time』と、坂本龍一『aqua』(アルバム「BTTB」より)のサビは、驚くほどメロディが似ている。

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著者プロフィール

葉加瀬太郎(はかせたろう)
1990年「クライズラー&カンパニー」のヴァイオリニストとしてデビュー。
セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。
1996年よりソロでの活動を開始。2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベルHATSを設立。
2007年秋からロンドンへ拠点を移す。
代表作「エトピリカ」「情熱大陸」を始め、NHK朝ドラのテーマ曲「ひまわり」など、テレビのテーマ曲や企業CM曲など、これまでの作品は400曲以上にのぼる。
自身のコンサートツアーにおいては年間100本近い公演を毎年行い、日本全国そして世界に向けて葉加瀬太郎の音楽を発信し続けている。
日本ゴールドディスク大賞他、受賞多数。
2018年開校のオンライン・バイオリンスクール、葉加瀬アカデミー校長。
2022年4月より東京藝術大学客員教授。
2022年8月17日、ニューアルバムBEAUTIFUL WORLDを発売。

「2022年 『CD付 頭のいい子が育つ 葉加瀬太郎の英語のうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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