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- / ISBN・EAN: 4988001259893
感想・レビュー・書評
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個人的には、ミッシェルガンエレファントの最高傑作。日本で最強の破壊度を持ったアルバムだ。すべてを潰し、荒地にし、世界をどす黒く染めながら、先のことなど考えずにひたすら突き進んでいった。すべての悲哀が、アルバムのラストナンバー「ダニー・ゴー」に封じ込められていると思う。初めて聞いたときのあの衝撃は忘れない。星5つじゃ足りない。
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ア ツ イ !
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「腹わた切り開いて あたしのお肉をたべてよダーリン」KILLER BEACH
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ブン殴られてぶち壊される、大好きなギターヒーロー。
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アベフトシ氏3回目の命日に、偶然ミッシェル縁の地で発掘。しかも新品!イワシの頭も信心から、というが、少なくとも故人には「ミッシェル聞くに耐えうる人間」と判断されたと信じる事にする。
CDでは聞いてますが、レコード(いや、塩化ビニール)というカタチで所有。プレーヤーは最早所有していないため、聞くにはそれを借りねばならない、はてさて。
中身は大好きな曲ばかりだ。イギリスから新大陸を求めてやって来た、爆音さえあればそれだけで生きて行ける事に何も疑問を抱かない連中の「男ロックンロールバカ一代」的なCD。この強大な渦に飲み込まれたら・・・飲み込まれたもの勝ちです。
1.ベース音が主体の曲。ミッシェルの場合、オスらしいエロスを感じられるが、その「ウエノマジック」がいきなり炸裂。アメリカの大草原で4WDを運転するロックンローラーの生き様をストレートに出した佳曲。まだ誰も見た事無い自分だけの「あの娘」(=ロックンロール)を追いかけて、西へ、西へ。
2.チバのヤニだらけの歯を見て「それ」になりたい、と思った自分からするととんでもなく哲学的な歌。「愛と言う憎悪」、逆ならわかる気もするが。「夜の左手」というのは「夜の2000本安打」並にエロい(左打者だし)。
3.世界一頼りになるドラマーの力強さが、男の結合力を感じさせる。
それに乗せられるようにチバが合図、見事なキレのいい江戸っ子 みたいなギターが爽やかにロックする変な空間。こんな素敵な堕 天使なら、いいじゃん。
4.チバショータロー(仮名、多分犬。夢のマイアミに出てくる子)さんの気持ち?男なら一本道を切り開きます。それを飼い主ユウスケくんに教え込み、その教えの通り、日々邁進するチバとミッシェル。基本的なテーマは1と同じだと思います。
5.リーダーの声!いい!と世の中が認識した曲。とりあえず、この曲がダメな人は、恐らく他のミッシェルの曲もいかんと思う。そのくらいミッシェルを言葉で表現するなら、という曲。ここのあの娘も、「ロック」とか「メロディ」「バンド」等に置き換えて聞いてます。
6.チバは海が好きだなー、と思う。なのに、なんでこんな残酷なことをするんだろう?でも、好きな人の体を食いちぎって、自分の血肉にしたいと言う気持ちはわからなくもない。そのためにその人が一分一秒と見つめていない時間がチバは耐えられない人だと思う。その舞台は自分の生まれ育った海なのかも知れませんね。4人とも海の近いところ出身だし。でも、オホーツクの海でちょっと・・・赤い血の海は、ねえ、カレンダーボーイ、チバユウスケ?
7.えー、また血を見るの?今度のチバはブライアンを徹底的に突き放している。アベのギターが有機的なのが、彼の優しさかもしれない。それか、ブライアンはロックをかつて捨てた事のある人なのだろうか?それを理解できないアベであれば淡々とするだろうし、今度はチバが優しくも見える、2面性を演出した曲に思える。
8.ここで一旦「この世」の終了。このインストを境に詩の世界がでかくなる。この曲は「今までのオレたちと思ってくれるなよ。」という、宣言だと思う。しかし、ホテルブロンコで何があったんだ?ベース音が強い曲ですから、エロいことをしているのはわかるけど。
9.「智恵子抄」の高村光太郎の心理に思えました。・・・チバのデットエンド・ラブの象徴?音やコーラスは幻想的なのに、チバの声だけがはみ出しているのが悲しい。
10.ゴールデンウィーク専用曲。PVがかっこいい。チバ的「LIFE GOES ON」。PVの炎から感じられるのは、もっと「ロックでありたい」という渇望。アベのギターが炸裂!こういう曲は免許が無い人の方がいい事もありますよね。道路標識ー?知らんわー!と言いながら、ガッツリ失踪、モトイ、疾走。しっかし、この曲のエネルギーは何なんだろう。爆発を何度も繰り返す熱さ。「焦がれる」ってこういう事なのだと思う。
11.今となっては、「あの娘」の星は「太陽」だと言う人もいるのだろうか。基本的に「あの娘」はロック、メロディ、バンドととらえてますが、今回はもうちょっと具体的に。しかしロックンロールは死なねえよ、ということでしょうか?いろんな流行りの歌が消えては去って行っても・・・。こうして見るとチバはベタな事を素敵に訴えるから「死なない」のだと思う。
12.チバの声は時空を表現すると言う荒技な歌。しかし、この歪んだ声だからこそ可能だった、とも言えるが、肝心なLIVEver.ではだせない・・・。詩の原文もまたすごみを感じさせます。チバのハーモニカもよい。全力でゆがみをだす、3人の音もgood。
13.エロい×∞。これで「処女なんか来んな」は罪作りでしょう。全員グラウンド5周ι(`ロ´)ノ!ウエノマジックを筆頭に、クハラの気違いじみたボイス。切れ味のよい若干エロ爽やかなテレキャス。
一番謎なのは、チバ。一体どんな顔して歌ってんだー?ってなくらい真面目に歌ってるのがわかるので、エロさが余計に感じられるんだー!ボーイル(ド)!オーイル!
14.あれだけ30代の色男ぶりで翻弄させときながら、安定感抜群の
歌を最後に持ってきました。世の中のはやり廃りに関係なく、ロックしてくよ。そんなミッシェルに我々は、「ウエスト・キャバレー・ドライブ」してるんだと思います。残念ながらアベの生音を聞く事は出来ませんが、その魂は永遠だと、私は信じたい。 -
i Podのシャッフル機能で流れるたびに、かっこいいと思える名曲揃い。
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無敵でしたねこの頃のミッシェル。とは言っても僕は6、7年前まであんま好きじゃなかったんであくまで後追いですが。
「地平に果てはあるのか ブライアン ないんだろ ブライアン」
「振り返らず 錆びた風は 続くだろう」
キャリア最高傑作なのは間違いないはず(次点でCICKEN ZOMBIES)。そんな時期、つまり岐路にいることをおそらく肌で感じていたんだろうと思う。渇いた干渉を感じる。
最高!!!!!!! -
好きな曲が多いアルバム。
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高校の時はブランキーと人気を2分していたような気がします。
わたしゃひねくれものなので、じゃあ両方とも聞かないよ、という選択をしたわけですが。
ミッシェルは聞いておいてもよかったなぁ、なんて今更後悔しても遅い。