四月物語 [DVD]

監督 : 岩井俊二 
出演 : 松たか子 
  • ハピネット
3.53
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本棚登録 : 756
感想 : 159
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  • / ISBN・EAN: 4521458002003

感想・レビュー・書評

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  • 松たか子さんが、とにかく初々しくて可愛いです。地方から東京に出てきて、誰も知らない街での学生生活。期待や不安にドギマギしているところが、性別年代とも全く違う私ですが、懐かしく思い出され、甘酸っぱい思いがしました。加藤和彦さんが懐かしい。

    • sinsekaiさん
      いいですよね!
      短い映画だけど、すごく印象深い映画です
      本当に松たか子が、初々しくて、少し田舎くさい感じも可愛いですよね❤️
      いいですよね!
      短い映画だけど、すごく印象深い映画です
      本当に松たか子が、初々しくて、少し田舎くさい感じも可愛いですよね❤️
      2020/08/21
    • yhyby940さん
      こんばんは。コメント、感謝いたします。おっしゃる通り松たか子さんが、初々しくて可愛くて、なんだか切なくなるほどです。映像も美しくて、甘酸っぱ...
      こんばんは。コメント、感謝いたします。おっしゃる通り松たか子さんが、初々しくて可愛くて、なんだか切なくなるほどです。映像も美しくて、甘酸っぱいんですよね。
      2020/08/21
  • 1998年公開。


    岩井作品の中では
    かなり地味めだけど、
    誰もが経験ある
    普通の日常を描いていて
    自分はかなり好きなんですよね。


    今回久しぶりに観直してみて、
    ラストの一言が
    気恥ずかしくも
    やっぱ心に沁みました(>_<)


    歳を重ねれば重ねるほど
    あの頃には戻れないことを知って、
    余計にまぶしくて
    愛おしく感じるのかな。



    物語は、
    北海道から好きな先輩を追って上京した女子大生の、
    不安と期待が交錯する
    東京での普通の日常を、

    岩井俊二監督お得意の
    夢見るような儚い映像で、
    まるでドキュメント映画を見ているかのように
    リアルに淡々と描いていきます。



    70分とかなりの短編なので、
    もっともっと浸っていたいと
    誰もが思うだろうけど、

    ため息が出るほど美しい
    桜舞い散る日本の風情や

    光を沢山含んだ
    春の柔らかな空気感、

    そして、手探りの恋の切なさや、
    恋をした1人の女の子の
    感情のうつろいを
    充分に堪能できるし、

    名作の多い岩井監督作品の中でも
    ひとつの到達点と言える
    傑作に仕上がっていると思います。



    当時はまだブレイク前だった
    主演の松たか子の
    自然体の演技が本当に素晴らしくて、
    当時、要チェックリストに
    急いで名前を控えたほど(笑)
    キラリと光る
    才能の片鱗が見てとれます。



    雨のように降りしきる桜や
    新しい土地の散策シーン、

    色とりどりの傘の群れ、

    壊れた赤い傘、

    上京初日の
    アパートの部屋、

    1人で食べる夕飯のカレー、

    桜舞い散る
    春の木漏れ日の中を走る自転車、

    好きな人目当ての
    本屋通い、

    そして印象的な
    ラストの雨のシーンなど、


    春が近づくと
    何度となく見返したくなる、
    いつまでも
    いつまでも
    記憶に留めておきたい作品です。



    最近胸がキュイ〜ンとする感覚を
    お忘れのアナタ!

    春を迎え
    新たな生活を始める人も
    短編なので気軽に観れて
    必ずや心に残りますよ〜(^^)

    • 円軌道の外さん

      koshoujiさん、
      コメントありがとうございます!

      わぁ〜感激です!
      koshoujiさんも
      松さんのファンでいらした...

      koshoujiさん、
      コメントありがとうございます!

      わぁ〜感激です!
      koshoujiさんも
      松さんのファンでいらしたんですね(*^o^*)


      自分も役者はもとより、
      歌手としての松さんもかなり好きなんで、
      ホンマここに反応してもらって
      嬉しいです(笑)



      『四月物語』は
      共感できるシーンが沢山あるし、

      もう終わりって思うほど短い尺も
      何度も見たくなって丁度いいし(笑)、

      何より春という始まりの季節を
      そのまま真空パックしたような作品なので
      儚い映像が
      まぶたに焼き付いて離れない
      抗えない魅力があるんですよね〜(笑)(^_^;)


      何年経とうと揺らがない
      普遍性のある話なので
      もっともっと沢山の若い人に
      観て欲しいって思います♪


      2013/02/17
    • koshoujiさん
      こんにちは。
      松さんは、芝居の発声がボイトレになるせいか、歌もかなり上手くなりましたよね。
      TBSの小田和正年末特番「クリスマスの約束」...
      こんにちは。
      松さんは、芝居の発声がボイトレになるせいか、歌もかなり上手くなりましたよね。
      TBSの小田和正年末特番「クリスマスの約束」でも、いつも見ていますし、
      コンサートにも行きましたし、CDもかなり持っています。(笑)
      芝居も、これまでかなり見ているのですが、もう円熟の境地です。
      先日、おそらくや仙台では初めて彼女の芝居があったので、それも見てきました。
      是非、お芝居を見る機会があったらご覧ください。
      2013/02/20
    • 円軌道の外さん

      koshoujiさん、
      コメントありがとうございます!

      確かに歌手デビュー当時の松さんは
      不安定な歌声だったのに、
      女...

      koshoujiさん、
      コメントありがとうございます!

      確かに歌手デビュー当時の松さんは
      不安定な歌声だったのに、
      女優業が波に乗るにつれて
      凛とした強さを
      醸し出すようになりましたよね(^_^)v


      あっ、自分も「クリスマスの約束」は
      なんやかんや言って
      毎年見ちゃいます(笑)

      毎回出演アーティストが豪華だし
      そこでしか見れないコラボレーションや
      アーティストたちの素の顔が楽しみだし♪


      けど芝居だけは
      まだ一度も行けてないので、
      ホンマいつか
      生の舞台に触れてみたいなぁ〜(>_<)


      2013/04/08
  • 松たか子のおぼこさの残る表情がいちいち可愛いいいいい!
    菅野美穂とのまさかの共演w
    進学による上京してすぐの頃を思い出しました。
    こんな風に上品に生きてたら身が持たないと知るのは夏。笑

    短い映画だけど、そんな中にも盛り沢山のおかず。
    田辺誠一はやっぱりかっこいいし、
    出落ち感すら漂う松本一家に笑った。まさかの江口洋介にも。
    前半の桜吹雪と、後半の雨のファンタジー感がたまらない。

  • ちょっと少女趣味すぎるかなってくらいの甘くて優しい物語。
    大学進学で北海道から上京してきた少女の、新生活での新鮮な不安とワクワク感が見事に切り取られている。
    それにしても松たか子の映画。とてもよくできた松たか子のPVである。ほんとかわいい。大学時代にこんな子いたら絶対好きになってたよ。

    • 円軌道の外さん

      フォローと
      沢山のコメント感謝です♪

      気づくのが遅くてすいません(^_^;)

      俺も岩井俊二作品は
      かなり好きで
      ひと...

      フォローと
      沢山のコメント感謝です♪

      気づくのが遅くてすいません(^_^;)

      俺も岩井俊二作品は
      かなり好きで
      ひととおり見てます♪

      特にこの作品は
      春になると
      無性に見返したくなるんですよね(^_^)

      いろいろ参考にさせてもらうので
      今後ともよろしくお願いします☆

      2012/01/17
  • 岩井監督の新作の宣伝なのか、YouTubeで無料公開されているのを観た。桜の雨に傘掛けて道行く婚礼のひとびとが、エンディングの傘の話の振りになっていて、うまい。

  • 片想いして上京した新大学生の眩しさ。
    そんな子が松たか子さんなのでもう透明感で撃ち抜かれてしまいました。

    松さんが進学のために北海道から上京するシーン、駅で見送ってくれるのがリアル松本家なのもグッときました。本物のご家族だから眼差しとか声掛けが自然で良かった。娘そっちのけで塩見三省駅長と話し込んでしまう父・松本幸四郎…脚本どおりでしょうけど父ってこうですよね。。。
    引っ越しシーン、リップヴァンウィンクルの花嫁と対みたいに思ってしまいました。この作品の黒木華さんの元夫役のかたが松さんのクラスメイトで出演されてた…岩井組(?)のかたなのね。
    ここらへん、めっちゃ桜が降りしきってるのちょっと微笑ましかったです。綺麗。

    釣りサークル、地上でルアーフィッシングの練習ひたすらしてて、実際に釣りしてるシーンが無いのもグッときました。爽やかな津田寛治部長。


    それにしても…松たか子さんの魅力が満載でほんと眩しかったです。
    田辺誠一さんもうわぁ〜となりました。こんな山崎先輩なら卯月さんみたいな行動取れるかも。いやどうかな。。
    卯月さんすごい行動力。

    壊れた赤い傘指してる松さんと、「君の行動で正解だったよ」みたいな加藤治郎さんのシーンも素敵。
    いきなりいろんな瞬間が煌めき出すのすごいな〜篠田昇さんの画力。
    お話はシンプルだけれどキラキラしてました。四月の締めくくりに最適です。始まりにも最適だろうな。



    4月末までの期間限定YouTube無料公開。太っ腹だ。
    5月第一週は『花とアリス』が公開されるようです。太っ腹だ!

  • あいにく森田芳光まつりと重なって開催されてしまったミニ岩井俊二まつり、本作だけがオンライン上映となっていたことから鑑賞機会に恵まれた。ちなみに観逃した方の作品群は「Love Letter」(1995) と「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(1995) だったのだが、後者については実際に上映されたのは1993年のテレビ版だった模様。

    全体的に松たか子のイメージプロモビデオの感が強すぎるか…。すでにTV界で成功を遂げつつあったはたち前後の彼女のことはリアルタイムでは見ていない。それ故に若い頃の彼女をながめた機会はさほどないはずなのだが、最近になって観させてもらった10年ほど後になる作品「告白」(2010) の印象と比べてみても、割と完成された形で世に出てきた女優さんなんだな…というようなことを感じる。「小さいおうち」(2014) 、「峠 最後のサムライ 」(2022) なんかがその他の鑑賞済み作品だが、彼女の代表作を語るにはもう数本観てみたいところか。

    冒頭部、確信なく眺めていたのだがやはりご家族総出でありました…。めずらしい演出でかつ貴重。誰のアイデアで実現に至ったのだろうか。裏話を聞いてみたい。

  • 卯月は大学進学のため親元を離れ東京 武蔵野で一人暮らしを始める。
    新しい環境に戸惑いながらも、周囲に心を開いていく卯月には頻繁に通う本屋があるのだった。

    イメージ通りの岩井俊二映画。
    でも、綺麗すぎるための嫌な感じはしない。
    新生活あるあるな点に共感を覚えれたからかなぁ。
    それにしても松本幸四郎一家が旭川在住で、松たか子が旭川北高の卒業生だとはっฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ

  • 岩井監督の乙女ワールド全開。

    ふんわり漂う、空気感
    優しい色合い。

    好きです。監督の世界観。

    何ということは無いけれど、
    観ていて気持ちのいい、優しい映画です。

  • 春になると絶対観る映画。

    松たか子演じるドサンコ・卯月の上京物語。
    卯月が上京したのには理由があった。それもとっても不順な理由が。
    それはただ憧れのセンパイを追っかけるということ。
    かくして卯月は東京にやってきた。
    (東京に出発する時駅で家族が送り出すシーンでは、松本幸四郎を筆頭に本当の松たか子ファミリー総動員♪密かな名場面?!)

    物語としては、センパイのバイト先の本屋に通いつめたり、慣れない一人暮らしで不器用に近所づきあいしたり、特にストーリー展開がなく、ひたすら淡々としている。
    “見ているだけの恋”を体験している方には胸キュンなシーンが多々あるけど、とにかく淡々。

    ただただ音楽と映像の美しさ!!
    最高です。

    さて、その山崎センパイの愛読書は『武蔵野』。そしてセンパイの進学先は「武蔵野大学」(もしろん架空。98年当時、武蔵野大学はまだ、前身の武蔵野女子大)
    私が好きなシーンの一つ。回想シーン。高三の卯月が北海道の広大な草原の中で『武蔵野』を読んでいる。
     
     「私は高校生活の残り半分を武蔵野にささげた」
     
     卯月は北海道で、まだ見ぬ「武蔵野」に思いをはせていたわけだけど、画面の前の私も一緒になってた。武蔵野ってどんなところなんだろう。って。
    かくして「武蔵野」は私の憧れの地となった。
    何ともミーハーな私。はっきりいって独歩の作品なんてよく覚えてない。ただ独歩を読んでいる自分に酔ってたっけ。

    映画の撮影は国立あたりで行われたらしいけど、本当に「武蔵野」って感じが素敵。

    『花とアリス』のレビューにも書いたけど、岩井俊二は本当に桜を撮るのがうまい。
    卯月の引越しシーン。満開の桜吹雪。すごい!!

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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